流通BMSとは

 2019.08.09  株式会社システムインテグレータ

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経済産業省は2007年に流通業界の新しいEDI(電子的データ交換/Electronic Data Interchange)をガイドラインとして策定しました。それが流通BMS(流通ビジネスメッセージ標準/Business Message Standards)で、メーカーや卸業者、小売業者などの流通事業者が統一的に利用できます。従来のJCA(日本チェーンストア協会)の通信手段では、電話回線を使用するため通信速度が遅く通信費用がかかる、メッセージフォーマットが業界で統一されていない、漢字や画像が送信できないといった不便な点がありました。

しかし流通BMSではインターネット回線を使えるために通信速度が速い、通信コストがかからない、モデムが不要である、漢字や画像も送れるというメリットがあります。また発注から出荷および受領の一連の履歴を受領メッセージに記録すれば、例えば卸売業者と小売業者の両方にとって納品書や請求書などが不必要となります。さまざまな種類の商品を大量に仕入れるECサイトを運営する業者にとって、流通BMSを利用すれば時間や経費、人的資源などの節約になるため、流通BMSはますます普及することでしょう。

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