CtoCとは「Consumer to Consumer」の略語で、直訳すると「消費者から消費者へ」となります。ECサイトの取引においては「企業を通さない消費者同士の売買」を指す言葉です。CtoCは新しい用語だと思われがちですが、実際には昔からフリーマーケットなどを通じて消費者同士の売買は行われていました。しかし、実店舗型のフリーマーケットではそれほど多くの集客が見込めないため、あくまでも個人による小規模なビジネスにとどまっていた経緯があります。そうした状況を打開したのが、インターネットを活用したCtoCビジネスです。
インターネットを活用することで、たとえ一般消費者であっても不特定多数の人に商品をアピールすることが容易になりました。CtoCビジネスにおける最大の問題は決済方法でしたが、メルカリなどの企業が手数料を得る代わりに消費者同士の仲介役を務めることでスムーズな取引が成立するようになっています。CtoCビジネスを促進するためのプラットフォームが登場したことによって、さらに使い勝手が向上し、急速に市場が広がっているビジネスです。