CSSは、「Cascading Style Sheets カスケーディング・スタイル・シート」の略で、ECサイトなどのウェブページの言語であるHTMLとともに、ページを構成する要素です。CSSの役割は、ページに表示されている文字の色やサイズ、文書全体のレイアウトなど見栄えに関する部分である、スタイルを定義することです。このCSSが登場する以前は、HTMLの中に、文章などのコンテンツも見栄えの部分も全て記述していましたが、CSSが使用できるようになったことで、文章などのコンテンツ部分はHTMLに、デザインや見栄えの部分はCSSにと、分けて記述することが可能になりました。
そのため、色やデザインを変更したいときには、HTMLには手をつけず、CSSのみ変更すれば良いなど、開発する上での効率が上がりました。CSSは、ECサイトなど、どのウェブサイトでも一般的な技術として利用されています。次世代のHTMLのバージョンであるHTML5では、HTML内で見栄えの部分を記述できた要素など、廃止される予定のものもあります。それもあって、CSSは、ウェブページを作成する上で必須の技術となっています。