直帰率の「直帰」とは、ユーザーがECサイトで1ページしか見ずに立ち去ることを言います。したがって「直帰率」とはサイトを訪れたという行動のうち、直帰した行動の割合を示すのです。たとえば10回訪問があって、そのうち6回がトップページ以外のページも閲覧し、残りの4回がトップページを見ただけで去った場合、直帰率は「4÷10=40%」となります。直帰率に似た用語で「離脱率」がありますが、「離脱」とはユーザーがサイトから離れてしまうことを指し、それには数ページ閲覧してから去った場合も、1ページだけで去った場合も含まれるため、「直帰」は「離脱」の一部です。
直帰率は「Googleアナリティクス」を利用して調べることができます。直帰率の平均は約40%であり、60%を超えるとそのページに何らかの問題があると考えられますが、そのページの滞在時間などにより、一概に決めつけることはできません。ただし、ほかのページへのリンクがわかりづらい、ページが重い、好みのコンテンツがないなどの理由で直帰することも考えられますので、ページの精査が必要となるでしょう。