冗長化とは

 2019.08.09  株式会社システムインテグレータ

ECサイト構築基本ガイド

冗長化とは、システムの一部に何らかの障害が発生した場合でもシステムを継続して運用できるように、同じ機能を持つ装置を複数台用意しておくことをいいます。この冗長化によって、一つの装置に障害が発生した場合でも、待機している装置が即座にその役割を引き継ぐことで運用を中断することなく継続することができます。

具体的には、システムが停止することで人命や財産が失われたり、企業活動が大きなダメージを受けたりする場合に冗長化が不可欠となります。ECサイトにおいては、サーバーがダウンしてしまうと休業状態となり商品を売ることができなくなるため、障害時に備えて予備のサーバーを待機させ、冗長化を図ることが必要となります。この冗長化によって得られる安全性のことを冗長性と呼びます。

このように冗長化は、システムの継続運用に非常に重要な役割を果たしますが、常に予備の装置が必要となるため、コストがかかることがデメリットとなります。

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