エンジニア募集時に行いたいスキル判定とは?

 2021.05.14  株式会社システムインテグレータ

エンジニア募集時に行いたいスキル判定は明確にしていますでしょうか。エンジニアに求めるスキルがはっきりしていないことや、どのような判定を行うことが企業にとって効果的か考えることは、エンジニアが入社した後の学習コストや人材のマッチングなどに影響を及ぼします。

今回はエンジニア募集時に行いたいスキル判定はなにか、必要なスキル内容、ミスマッチを減らすポイントについて記述し、効果的な判定方法について解説します。

エンジニアに必要なスキルとは

エンジニアに必要なスキルは、ITに関する基礎知識はもちろんのことですが、最低限コミュニケーションスキルが必要です。また、実務に関わるプログラミングのスキルがない人材はコストがかかるため、募集する際に必要なスキルがなにか理解しておきましょう。

エンジニアとして必要なITに関する基礎知識

エンジニアにはITに関する基礎知識が最低限必要です。専門的な知識があればより良いですが、基本的な土台として以下の知識があることが望ましいでしょう。

  • ソフトウェア
  • ハードウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • セキュリティ

これらは情報処理試験に関わってくる内容です。つまり、情報処理試験の資格を学習することで基礎知識を身につけることと、基本的なIT知識をつけることが可能なのです。

深い知識をエンジニアに求めてしまうことは仕方のないことですが、基礎知識レベルの情報処理試験の資格といえばITパスポートのレベルのため、エンジニアとして必要なスキルとしてはITパスポートレベルの問題に応えられる人材であることが望ましいでしょう。

最低限の必要なコミュニケーションスキル

エンジニアはプログラムを作ることだけが仕事ではありません。最低限のコミュニケーションが取れない人材は無用なバグを生み出すことや、見当違いの作業をしてしまい、現場を混乱させます。当然顧客との商談について行くこともありますし、開発チームに所属していればミーティングを行うこともあるでしょう。その際に、コミュニケーションスキルがなければ意思疎通が取れません。

またそういった人材はわからないことを隠す傾向にあるため、コミュニケーションスキルについては、会話ができる以上に積極性があることをしっかりと見極めることが大切になってくるでしょう。

あくまで最低限と記述しましたが、コミュニケーションスキルはあればあるほど円滑に物事が進むため、よく精査することが大事です。

実務に関わる上で重要なプログラミングスキル

エンジニアの仕事はプログラミングだけではないと記述しましたが、当然実務でプログラミングをする機会もあるでしょう。そのなかでプログラミングができない、基礎知識もない、学習コストばかりかかる人材を抱えることは効率的ではありません。

実務に関わりがあるなしに関わらず、一つの高級言語を使いこなすことができる、フレームワークの利用経験がある、プラットフォームのシステムに関わる言語を扱うことができるなどの、プログラミングスキルを希望するのは企業としては当然でしょう。少なくとも一つの高級言語を使いこなすことができれば他の言語の学習コストが下がると考えられますので、企業の裁量で必要なプログラミングスキルを持っていることを見極めることが大切です。

エンジニア募集時にミスマッチを減らすポイント

エンジニア募集でミスマッチを起こさないようにするためには、スキルレベルを明確にすることや、求職者とのマッチングを図ること、ポートフォリオなどを作成させることなどが重要です。順番に解説していきます。

欲しいエンジニアのスキルレベルを明確に提示する

企業はエンジニアとのミスマッチを防ぐため、欲しいエンジニアのスキルレベルを明確にしなければなりません。Javaが利用できる人材が欲しいのに「高級言語を一つ使いこなせること」という募集要項ではPHPしか使えない人材が来た時に選考から外すことになります。

また、募集要項を採用担当が決めるのは、効果的なスキルレベルの明確化とはいえません。これは現役エンジニアと相談しなければ実際の募集要項が明確になり得ないからです。採用担当の独断で決めてしまった場合には、現場が欲しいスキルレベルのエンジニアを獲得することができずミスマッチを起こしてしまうでしょう。そのため、必ず要求するスキルレベルを明確に提示することが大切となります。

社風や仕事内容を紹介することで、求職者とのマッチングを計る

社風や仕事内容の紹介は求職者にとっても大切な情報です。この内容が虚偽、または誇張されている場合は、求職者とのマッチングに問題が発生してしまいます。できるだけ良いことも悪いこともバランス良く紹介することが必要でしょう。もちろん良いことばかりを紹介することはクチコミサイトなどにある情報と差異が生じることもあり、企業の評価を下げることにもつながりかねません。

そのため、できるだけ素直で正直な紹介をすることで、求職者との正しいマッチングを図ることができます。

また、現場の担当が実際の現場の様子を紹介することで、ミスマッチを起こしやすい求職者とのズレをなくすことができるため、積極的に現場担当との関わりを持ちましょう。

ポートフォリオを作成させることで、求職者の理解力を確認する

ポートフォリオはエンジニアにおいてスキルレベルを図るための指針であり、理解力を図るための大切な情報です。Webサイトを作成したポートフォリオのソースコードを見た際に、以下のような視点からスキルレベルを判断できます。

  • HTML/CSSしかない
  • サーバーとの関連がない
  • バックエンド側のソースコードが関数化されておらず冗長
  • フレームワークを利用していない

ポートフォリオがあることで上記のような判断をすることができます。ソースコードなどは「github」などによって共有することが可能になっているため、閲覧も可能になっています。ポートフォリオで力量を図ることだけではなく、求職者のやる気や理解度を測ることにも役立ちます。

エンジニア募集時に行いたいスキルテストを3つ紹介

エンジニア募集時に行いたいスキルテストにはWeb CABやITパスポートの過去問題、あるいはTOPSICを用いてプログラミングのスキルテストを行うことが重要です。詳細について解説していきます。

論理的思考を測るために「Web CAB」を受験させる

数ある適性検査のなかでも、エンジニアの適性検査、特に論理的思考を診断するには、CABを利用するのが良いと一般的にいわれています。ここで紹介するWeb CABはWeb上で受験することが可能なCABのことです。CABではなくWeb CABを選択的に受験させるのには理由があり、Web CABはCABと比較して時間が短いという特徴があります。これはエンジニアに必要な「論理的思考」「作業速度」「ひらめき」「忍耐力」これらの要素を評価するための指針となります。

難易度もCABより高いため、より正確に求職者の基本的な能力を測るのに適しているといえるでしょう。もちろん、どの程度の解答率を要求するかは企業が決めることですが、企業のなかでも受験することで正確な企業のレベルもわかるため、社員も受けることをオススメします。

リテラシー確認のためITパスポートの過去問を利用する

スキルテストの一環として、ITパスポートの過去問題集を利用するのが良いでしょう。ITパスポートは情報処理試験のなかでもエントリーレベルの内容であることから、一般的なIT知識を備えていれば合格点に達することはいうまでもありません。

また、エンジニアである以上ある程度のリテラシーが必要なため、企業のコンプライアンスを維持する面でも、ITの基礎知識だけではなく、ITを正しく利用・活用するための情報モラル、基礎知識を学んでいるかをテストするための最適なスキルテストであるといえます。また、ITパスポートは資格として所持していれば知識の証明になるため、コンプライアンスのテストとして利用するのは効果的でしょう。

「TOPSIC」を用いた、プログラミングスキル判定

TOPSICを用いることで、プログラミングスキルを判定することができます。TOPSICでは企業が必要なレベルに合わせて問題を選択し、ミスマッチな人材については客観的な点数をから足切りすることが可能となっているため、スキルレベルを正確に計測することができます。もちろん、プログラミングスキルだけではなく、知識問題に関しても出題することが可能となっているためプログラミングとリテラシーの両面から人材を判断することが可能であるといえます。

プログラミングスキルを問うか、知識問題を問うのかは企業の裁量次第ですが、様々な言語に対応していることやレベルごとのテストが受けられることなどから、数段階のレベルテストを行うことも検討してみるのも良いでしょう。また、企業の内部のスキルレベルを図ることも重要であり、ポストを決める際の判定にも役立つため、TOPSICを利用することは求職者だけではなく、企業の全体のスキルの底上げにも役立つ貴重なプログラミング判定のツールであるといえるでしょう。

まとめ

エンジニアの募集時に行いたいスキル判定の内容から、ミスマッチを減らすポイント、実際に利用したいスキルテストについて解説しました。スキルを統一することで属人化の回避を狙うこともできますし、効果的に利用することで希望する人材を獲得することができます。

また、TOPSICなどのスキル判定ツールを利用することで、求職者だけではなく、企業内部のスキルを見える化し、全体の課題についても検討が可能となります。

効果的な求職者のマッチングを図ることだけではなく、企業のスキルを図るためにも効果的にプログラミングツールの利用をしてみましょう。


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