TypeScriptとは?特徴やできることまとめ

 2020.03.16  株式会社システムインテグレータ

TypeScriptは「次世代JavaScript」として注目を集めているプログラミング言語です。
JavaScriptがWeb業界で必須の言語であることは周知の事実ですが、最近TypeScriptを始めとした「AltJS」の勢いが高まり、選択肢が複数になりました。
ここではTypeScriptとは何なのか?何ができるのか?将来性はどうなのか?という観点から、TypeScriptについてご紹介します。

TypeScriptとは?

TypeScriptとは「AltJS」の一つで、Microsoftが開発・提供しているプログラミング言語です。2012年に登場しました。

AltJSとはalternative JavaScriptの略で「JavaScriptより効率的に開発でき、かつコンパイルするとJavaScriptのコードが生成されるプログラミング言語」のことです。
TypeScriptは基本的にJavaScriptと同じような構文を用いて開発していけるので、JavaScriptの知識があれば比較的容易に導入することができます。
また、JavaScriptでできることはTypeScriptでもできます。つまり「JavaScriptのパワーアップバージョン」と言えるのがTypeScriptです。
ちなみに、TypeScriptと同じく有名なAltJSにCoffeeScriptがあります。興味がある方はそちらも調べてみると、色々違いがあって面白いと思いますよ。
 参考:CoffeeScriptは本当に駄目なのか?(Qiita)

TypeScriptの特徴

次にTypeScriptの特徴を見ていきましょう。

特徴1.TypeScriptは「型の指定ができるJavaScript」

TypeScriptの最大の特徴はクラスを扱える「静的型付け言語」であることです。
静的型付け言語とは、変数やメソッドの戻り値に「型」(stringとかintとか)を指定するタイプの言語のことです(反対に、型を指定しないタイプの言語は「動的型付け言語」と言います)。
型が指定できると、変数の中に思った型と違うタイプのデータが入ってしまい、プログラムがうまく動かなかった...何てことが減ったり、「この変数にはこの型のデータが入るんだな」と、その変数に入るデータを予測しやすくなるなどのメリットがあります。

特徴2.中規模〜大規模開発に向いている

TypeScriptはJavaScriptでは煩雑になり難しかった「中規模〜大規模」な開発で使用されることを目的として作られたプログラミング言語でもあります。
先ほどの静的型付けも規模の大きい開発のための特徴の1つです。
型が使えるので、オブジェクト指向のような書き方もできるようになります。上手く使えば大きなシステムを細分化しながら開発することも可能です。
一方で、TypeScriptは中規模〜大規模開発に適していますが、比較的小さな規模の開発、または簡単なスクリプトを構築したいだけなのであれば、記述量の少ないJavaScriptの方が適しています。

特徴3.JavaScriptと同じ環境で動かせる

TypeScriptはAltJSで、コンパイルすることでJavaScriptに変換できるので、当然JavaScriptが動かせる環境があれば、TypeScriptも動かせます。
新しい言語ですが、昔からずっとあったJavaScriptと同じ環境が使えるので、開発環境のハードルはすごく低くなっています(パソコンとブラウザ、あとエディタがあればすぐに始められます)。

TypeScriptを使っている企業やサービス

TypeScriptはMicrosoftが開発した言語なので、当然Microsoftは使っていますが、それ以外にもTypeScriptを使っている企業があります。有名な企業では、

  • Google
  • BMW
  • VMWare

などの企業がTypeScriptを使ってページを作成しています。
TypeScriptはMicrosoftだけでなくGoogleも社内標準言語として使っているので、新興言語にありがちな「登場して、最初の内はノリで使われていても、後から段々使われなくなってくる」現象は起こりにくいと考えて良いでしょう。

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TypeScriptは「学んだ方が良い言語」か?

結論から言うと「余裕があるなら学んで損はない」言語です。
もしこのページを読んでいるあなたがプログラミングの全くの初心者なのであれば、まずはJavaScriptから覚えていった方が、後々TypeScriptを使ったとき、基礎を知っている分覚えるスピードが格段に早くなります。
既にJavaScriptを学習サイトやプログラミングスクールで一通りやったことがある、という方は、ぜひTypeScriptにも挑戦してみてください!JavaScriptで「できなかった」「作りづらかった」「エラーが起きやすかった」箇所が、TypeScriptを使うといくらか改善されていて、ちょっと感動すら覚えるはずです。

また、TypeScriptは2019年の「Stack Overflow Developer Survey Results」の「Most Popular Technologies」で第10位にランクインしています。
 参考:Most Popular Technologies(Stack Overflow Developer Survey Results)

さらに、同じ統計の2019年の「Most Loved Ranking」すなわち「愛され言語ランキング」で第3位にランクインしています(その下のKotlinもおすすめです)。
 参考:Most Loved Ranking(愛され言語ランキング)
 参考:Kotlinとは?

すなわち「プログラマの間で認知され、さらに愛されている言語」であるため、今後も使うユーザが増え、仕事も増えていくと予想できます。その点でも学んでおいた方が良い言語だと言えるでしょう。

TypeScriptはどこで学べるか?

毎度お馴染みプログラミング学習の味方「ドットインストール」です。TypeScriptも網羅しているのはさすがとしか言いようがありません。
しかし、現在TypeScriptは最初の4講座以降は「有料」となっているので、5講座目から先を受講したい場合は月額1,080円かかります。
とはいえ1,080円で講座以外にも「文字起こしの閲覧」や「ソースコードの閲覧・比較」など、あらゆる機能が付いてくるので、金銭的に余裕があるならプレミアム会員になってみるのも良いかもしれないですね。
 参考:ドットインストール - 3分動画でマスターできるプログラミング学習

まとめ:TypeScriptはJavaScriptの「上位互換」

このページを読んでいただけたのであれば、TypeScriptがWeb開発では手放せないJavaScriptの「上位互換」に位置するプログラミング言語であることがお分りいただけたのではないかと思います。
既にJavaScriptを使って開発している方に限らず、これからプログラミングを始めようと思っている方も、TypeScriptの存在は知っておいて損はないですし、実際にプログラムを作って動かしてみたら、TypeScriptの素晴らしさのようなものに出会えるかもしれません。

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