エンジニアになるにはどんな資格が必要?

 2020.11.10  株式会社システムインテグレータ

システムエンジニアになるためにこれから勉強を始めようと考えているものの、何の資格を取ればよいか分からない人もいるでしょう。

本記事では、システムエンジニアに関する資格の種類や取得するメリットなどを紹介します。

システムエンジニアにとって資格とは?

システムエンジニアは、情報システムを作るために顧客の要望を聞く要求分析作業をはじめ、基本設計や詳細設計、プログラミング作業や実際の動作確認をするテスト作業などを担当します。システムエンジニアの業務は、入社した企業で経験を積みながら技術を身につけていけるため、入社前に国家資格などの資格や経験は必須条件ではありません。

研修制度が整っている企業であれば働きながら徐々に力をつけられるため、未経験でも問題ありませんが、資格を持っていると採用に有利になる場合もあります。資格があれば、システムエンジニアとしての基礎知識を身に付けていることを客観的に証明できるため、異なる業界からの転職でも採用される確率が高まるでしょう。昇進に有利になることもあるので、システムエンジニアとして働くのであれば、ときどき資格取得を意識してみるのは悪くなさそうです。

エンジニアの資格は2種類ある

システムエンジニアの資格は、大きく分けると国家資格とベンダー資格の2種類があり、それぞれ特徴が異なっています。自分の知識レベルや目指したい目標に応じて、適切な資格を選んで取り組むことが大切です。

国家資格は法律に基づいて、国や国からの委託を受けた事業者によって試験が実施されています。昇進や昇給の際に評価される可能性が高い資格です。

ベンダー資格は民間企業や団体がそれぞれで設定した基準に基づいて審査が行われます。エンジニア全般の仕事の助けになるものから、特定のサービスに特化したニッチなものまで様々あるのが特徴です。

国家資格

ここからは国家資格である4つの資格について解説します。

ITパスポート

ITパスポートは、情報システムやネットワークなど、ITに関する基礎知識を有していることを証明するものです。IT用語やネットの仕組みなどを理解する手助けとなるでしょう。ITを利用する全ての人が知っておくべき知識を身に付けられるため、IT企業では社員に取得をすすめているところもあるようです。取得することで、社内や顧客とのコミュニケーションを円滑に進めることが期待できます。

IT業界未経験でも取得が目指せるため、基礎を知りたい人に向いている資格です。また、経営やマネジメントに関する知識を得られる点もメリットといえるでしょう。

全国にある試験会場で受けられ、CBT方式での実施となっています。公式HPに試験会場ごとに3ヶ月先までの開催情報が掲載されています。

https://www3.jitec.ipa.go.jp/JitesCbt/index.html

基本情報技術者試験

この資格はIT業界で働くための基礎知識を有していることを証明するものです。ITパスポート資格がITを利用する全ての人に適した資格であるのに対し、基本情報技術者試験はIT業界で働く人が有するべき資格である点が異なります。システムエンジニアだけでなく多くのIT系エンジニアが取得する資格で、「ITエンジニアの登竜門」ともいわれるものです。

試験問題は、SEの基本構造の仕組みやプログラミング作成時に必要な思考法について問われる内容です。なお、この資格の上位資格には応用情報技術者試験があり、ワンランク上の知識や技能が問われ、取得すれば、技術だけでなく管理の知識も有する人材であると証明できます。転職の際も有利になる資格なので、まずは基本情報技術者試験からチャレンジしてみるとよいでしょう。試験は年2回、春と秋に実施されています。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_08gaiyou/_index_gaiyou.html

ネットワークスペシャリスト試験

この資格はネットワークシステムの構築から運用まで担当するネットワークエンジニアやインフラ系エンジニア向けです。試験の難易度は高めで、ネットワークシステムの要件定義をはじめ、開発や運用などに関する知識やアプリケーション技術が問われます。合格率が14.4%であることからも、上級者向けの資格であると分かるでしょう。

この資格は高度な知識を持っていることの証明になるため、就職活動の際に役立ちます。また、仕事をする際もクライアントからの信頼を得るのに役立つでしょう。試験は年1回、秋に実施されています。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/nw.html

システムアーキテクト試験

この試験は基本情報技術者試験と応用情報技術者試験よりも、さらに高度な知識が問われる情報処理技術者試験で、高度情報処理技術者試験に分類されています。情報システムや組み込みシステムの設計をしたり、システム開発を主導する立場を担ったりする上級システムエンジニアを目指す人向けの資格です。

試験は年1回、秋に実施され、情報システムや組み込みシステムにまつわる専門的知識などが問われる内容となっています。より専門的な知識や技術を深めたいと考えているエンジニアにおすすめです。

https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sa.html

ベンダー資格

ベンダー資格は、企業が独自に認定している資格で多くの種類がありますが、ここでは、その中から代表的な資格を2つ紹介します。

マイクロソフト「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)」

マイクロソフトが認定している資格試験で、ネットワークシステムの構築・運用に携わるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニア、またはそれを目指している人向けです。マイクロソフトが提供しているWordやExcel、PowerPointなどのoffice製品を使えることを証明する国際資格です。

製品ごとに資格を取得できるため、WordであればWordの試験、ExcelであればExcelの試験のみを単体で受験できます。まずはWordやExcelを使いこなせるようにしたいIT初心者や、エンジニアとして目指す方向性を見つけたいと考えている人におすすめです。試験は全国にある試験会場で行われ、それぞれの会場が設定した日程で受験可能です。

https://mos.odyssey-com.co.jp/index.html

オラクル「オラクルマスター(ORACLE MASTER)」

日本オラクルが運営する「Oracle Database」シリーズを扱う能力の認定資格です。DB管理やDBを扱うための言語であるSQLを書く能力が問われ、資格を取得することでデータベースの知識や管理スキルの証明になります。

資格には「Bronze(ブロンズ)」、「Silver(シルバー)」、「Gold(ゴールド)」、「Platinum(プラチナ)」の4種類があり、下位の資格を取らなければ上位の資格を受験することができない仕組みです。シルバー資格以上のグレードであれば世界的にも通用します。データベース系のSEを目指すのであれば、スキルアップや昇進、昇給に役立てられる資格といえるでしょう。試験は全国にある公認試験会場で受験可能です。(SQL基礎のみ、自宅などでのオンライン試験が可能です)

https://www.oracle.com/jp/education/index-172250-ja.html

まとめ

システムエンジニアを目指す人にオススメの資格を、国家資格とベンダー資格に分けてご紹介しました。

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資格によって得られる知識やスキルが異なるので、どの分野の知識を深めたいかを考え、目指す資格を検討するとよいでしょう。

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