Python言語は採用に強い?その概要と特徴

 2019.11.11  株式会社システムインテグレータ

プログラミング言語を学習するにあたり、「何から手を付けるか?」に重点を置いている人は多いでしょう。1つのプログラミング言語を習得するまでには多くの時間が必要ですし、せっかく習得したのならば、直接ビジネスに繋げたいと考えるのがごく自然です。そうした考え方の中、多くの人に選ばれているプログラミング言語が「Python(パイソン)」です。

その理由としては、まず圧倒的な求人数が挙げられます。株式会社ビズリーチが運営する求人検索エンジンの「スタンバイ」が発表した、プログラミング言語別年収ランキング2018によると、Pythonの平均年収ランキングは第3位となっておりますが、求人数に関しては1位のGo言語と2位のScalaに比べて4倍以上の数を誇っています。C言語やRubyといった、世界中で利用されているプログラミング言語と同水準の求人数です。

ちなみに平均年収に関しても575.1万円と高額で、学習することで将来性のあるプログラミング言語だと判断できます。
出典:プログラミング言語別年収中央値を発表、求人検索エンジン「スタンバイ」調べ

では、Pythonとは一体どういうプログラミング言語なのでしょうか?本稿ではPythonの特徴と、その概要をご紹介します。

Pythonとはどんなプログラミング言語か?

Pythonの歴史は古く、1991年にオランダ人開発者のグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されています。ここ数年で一気に注目されたプログラミング言語ですが、実は昔から存在しているのです。

Pythonの特徴を簡潔に説明する「少ないコード量で簡単にプログラムが作成でき、ソースコードが読みやすい」ことでしょう。AI(Artificial Intelligence:人工知能)分野を中心に、Web開発分野や教育分野など、幅広い分野で使われています。要するに、かなりオールラウンドなプログラミング言語ということです。

Pythonを学習するメリット

文法がシンプルで書きやすい(=読みやすい)

Pythonはソースコードの書きやすさ・読みやすさを追求したプログラミング言語です。文法が非常にシンプルで必要最低限のものしか用意されていないため、エンジニアにとって書きやすく、かつ読みやすい言語となっています。特定のプログラムを作成するのに何通りもの書き方は用意されていないので、他人が書いたソースコードも読みやすいのが特徴です。

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他の開発者が書いたソースコードを読めるということは、開発現場において非常に重要なことです。

さらに、文法のシンプルさから初心者にも分かりやすく、学びやすいプログラミング言語だとされています。近年では、世界各国の大学など高等教育においてPythonを使用するケースも増えています。

字下げに意味があるオフサイドルール

Pythonのソースコードをシンプルにしている仕組みの1つが「オフサイドルール(Off-side Rule)です。これは、if文などのブロックを字下げ(インデント)で指定するというもので、この仕組みによって誰が書いても同じソースコードになることから、Pythonを書きやすく読みやすくしています。

専門分野における実績が高い

プログラミング学習を始めようと考えている方の中には、AI分野の特に「ディープラーニング(Deep Learning:ディープラーニング)」に興味を持っている方が多いかと思います。ディープラーニングを学習する際は、その基礎知識になり機械学習について知る必要があります。

Pythonはシンプルなソースコード、初心者の習得しやすさ、計算・統計処理で使用できるライブラリなどの特徴からAI分野で多用されているプログラミング言語であり、ディープラーニングを学びたい方に最適です。

ちなみにYouTubeやEvernoteなど世界的に利用されている大規模なWebサービスもPythonで開発されており、実績は十分だと言えます。

実用的なライブラリで開発を高速化できる

ライブラリとは開発に役立つプログラムをまとめたものであり、Pythonには機械学習などに使う機能をまとめたライブラリがたくさん用意されています。そのライブラリを上手く活用することで、ソースコードをゼロから書く必要がないため、開発を高速化できるメリットがあります。

Webサービスを簡単にリリースできる

Pythonはライブラリだけでなく、使いやすいWebフレームワークが用意されているのも特徴の1つです。Webフレームワークとは、Webアプリケーションを制作するために必要な機能を詰め合わせたツールのことで、便利なWebフレームワークが多数開発されています。

これにより、Webサービスを簡単かつ高速に開発でき、リリースまでの時間を大幅に短縮できます。

以上のように、Pythonは他のプログラミング言語に比べて多くのメリットがあるため、高い人気を集めており、初心者にとっても扱いやすい言語となっています。

Pythonでできること

では、結局のところPythonを学習することで何ができるようになるのでしょうか?先にも触れましたが、Pythonはオールダウンダーのようなプログラミング言語なので、基本的にはどんなソフトウェアやサービスでも作れてしまいます。一般的なもので言えば、次のようことができます。

  • Webアプリケーション
  • デスクトップアプリケーション
  • 組み込みアプリケーション
  • ゲーム
  • AI/機械学習

これだけのものをPythonひとつで開発できるため、プログラミング市場において需要が高いのも頷けますね。YouTubeやEvernote以外にも、InstagramもPythonで作られているサービスの1つです。

AIに興味がないという方でも、Webアプリケーションやゲームを開発する際にPythonがおすすめできます。前述のように、Pythonには多数のWebフレームワークが用意されており、ゲーム分野においても多数のライブラリが用意されているので、どちらも効率的に素早く開発できるのが特徴です。さらに、Pythonは世界中で人気の高いプログラミング言語であることから、開発者が多く様々なライブラリが共有されているため、素早く開発するための環境が整えられています。

プログラミング言語選びは目的から!

いかがでしょうか?Pythonは世界的に見ても非常に需要の高いプログラミング言語であり、初めて学習するのに最適です。ただし、スマートフォンのネイティブアプリを開発するのには適していないため、SwiftやKotlinなどの方がおすすめです。オールラウンダーとは言っても何でもできるわけではないため、プログラミング学習を始める方は、まず目的を明確にしてから学習するプログラミング言語を選択しましょう。

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