プログラマー10人に聞いた「すごいプログラマーの特徴」

 2020.03.30  株式会社システムインテグレータ

新社会人となったプログラマーは、デキる先輩プログラマーを見て「仕事のスピードが自分と全然違う」と驚くことでしょう。しかし、レベルの差に悲観することはありません。新人プログラマーは誰もが通る道だからです。

では、どうすればデキる先輩のように仕事が速くなるのでしょうか。今回の記事ではプログラマー10人に「すごいプログラマー・天才プログラマーはココが違う」というポイントを聞きました。先輩プログラマーたちの回答から、技術力向上のコツを学んでいきましょう。

常に最新技術を学んでいる

(エンジニアの声)
若手でもベテランでも、彼らは常にプログラミングの最先端技術を知ろうとしています。新しいことを積極的に学ぼうとする姿勢には頭が下がりますね。

技術力を持ったプログラマーは、非常に勉強熱心です。IT業界はトレンドの移り変わりが非常に速く、開発するプログラマーにも対応が求められます。

社会人になったばかりの頃は、仕事についていくのに精一杯かもしれません。しかし、余裕ができたら必ずプログラミング学習の時間を作りましょう。身に付けた技術はきっと将来の役に立つはずです。

新しい開発言語をいち早く習得する

(エンジニアの声)
システムの開発言語が変わってもすぐにマスターします。「1つの言語を覚えれば、あとは簡単」だそうです。

システムは、様々なプログラミング言語で開発されます。新人プログラマーは、どのプログラミング言語を勉強すべきか、きっと迷うことでしょう。

しかし、プログラミング言語には共通する文法や考え方も多くあります。1つの言語を覚えることで、他の言語の習得も容易になるのです。プログラマーになりたての場合は、まず目下必要とされる言語の習得に全力を注ぎましょう。

集中力がスゴい

(エンジニアの声)
集中力が半端なくて、ずっとプログラミングしています。「話しかけないで」オーラが漂っていますが、アウトプットの量も桁違いです。

プログラマーには、黙々と作業する人もいれば、コミュニケーションを取りながら仕事を進める人もいます。誰にも邪魔されずに仕事をしたい人は、文句を言わせないようなアウトプットを生み出せる技術力を身に付けましょう。

プログラムが読みやすい

(エンジニアの声)
プログラムを作るのが速いのはもちろん、ソースに美しさを感じます。可読性が高いので改変もしやすいです。

プログラマーになりたての方が見落としがちな視点として、ソースコードの読みやすさがあります。このような観点は「可読性」と呼ばれます。

システム開発はチームによって進めるため、様々な人がソースコードを読みます。後で修正や改変ができるように、読みやすく理解しやすいソースコードを書きましょう。

様々なツールを使いこなす

(エンジニアの声)
業務に役立つツールの知識がすごいです。困っている状況を説明すると適切なソフトウェアを紹介してくれます。

最近のシステム開発では、ビルドやバージョン管理、デバッグなど様々な場面でツールを利用します。ツールの習熟度も、プログラマーの技術力に影響を及ぼすと言えるでしょう。

プログラマーになりたての場合は、まず開発現場で使われるツールを習得しましょう。経験が増えるにつれて、使えるツールの数も増えていきます。

デバッグが上手い

(エンジニアの声)
デバッグの仕方がとてもスマートです。単体テストがすぐに終わり、バグもほとんどありません。

デバッグとは、バグと呼ばれるプログラム上の誤りを見つけて修正する作業を指します。技術力が高いプログラマーのプログラムは、バグが少なくデバッグがスムーズに進みます。

バグを少なくするためには、システムの仕様を正しく理解することが大切です。また、プログラミング中は、変数の値や実行箇所を適宜確認するようにしましょう。

システムエラーの原因がすぐに分かる

(エンジニアの声)
システムでエラーが発生したとき、なぜ問題が起きているのかすぐに分かります。プログラム全体を把握していないとできない芸当です。

新人プログラマーに割り当てられる作業は、部分的な理解でも進められる仕事が多いでしょう。しかし、実装工程を担当するためには、システム全体の仕様を理解しなければなりません。余裕がある時期にシステムの仕様書を読み込み、全体像の把握に努めましょう。

アイデアの引き出しが多い

(エンジニアの声)
アイデアの発想力がすごく、他の人が考えないようなことを思いつきます。考えてから行動するまでも早いですね。

プログラミングには発想力も大切です。そして、発想力は経験によって強化できます。まずはたくさんのサンプルコードを覚え、実装するロジックの引き出しを増やしましょう。

いつも元気

(エンジニアの声)
残業が続いていても、いつも元気でエネルギッシュです。体力も重要だなと感じます。

システム開発現場には体力勝負の一面もあります。以前と比較すれば残業時間は少なくなりましたが、それでも忙しい時期はあるでしょう。規則正しい生活や十分な睡眠を心がけて、健康に気を配ることが大切です。

クライアントやユーザーの視点を持っている

(エンジニアの声)
システム開発の際、常にクライアントやユーザーの視点を考えています。機能的なUIやUXを見習いたいですね。

UIはユーザーインターフェースの略で、ユーザーが目にするものや操作するものを指します。UXはユーザーエクスペリエンスの略で、ユーザーがシステムを利用して得られる体験を指します。

プログラムは最終的にクライアントやユーザーに納品されます。UIやUXを意識して、お客様に喜ばれるシステムを開発しましょう。

さいごに

本日ご紹介した10つのポイントは以下の通りです。

  1. 常に最先端技術を学んでいる
  2. 新しい開発言語をいち早く習得する
  3. 集中力がスゴい
  4. プログラムが読みやすい
  5. 様々なツールを使いこなす
  6. デバッグが上手い
  7. システムエラーの原因がすぐに分かる
  8. アイデアの引き出しが多い
  9. いつも元気
  10. クライアントやユーザーの視点を持っている

プログラマーは技術力の差によって仕事量が大きく異なるため、すごいプログラマーを見て焦りを感じるかもしれません。しかし、経験を積めば技術力は上がっていくはずです。尊敬できる先輩を目標に、一歩ずつ努力を積み重ねていきましょう。


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