文系出身者でもプログラマになれますか?

 2020.12.14  株式会社システムインテグレータ

「文系出身者でもプログラマになれますか?」

ネット上の質問サイトや企業の面接などで、プログラミング未経験の人からこの質問がよく出ます。文系出身者にとって「プログラマ」とは、理系出身者が多い、かつそもそも理系っぽい仕事というイメージなので不安を感じるのでしょう。

 結論からいうと、プログラマになるのに文系か理系かは関係ありません。とはいうものの、文系出身者がプログラマになるためにツライ道のりが待ち受けるのは事実です。一定数、乗り越えられない文系出身者がいるのも事実です。一方、文系出身者でも困難を乗り越えて見事プログラマデビューを果たす人がいます。

 困難を乗り越えられた人と挫折した人の差は何でしょうか?乗り越えられた人はどんな人でしょうか?本記事では、その問いに迫ります。

文系出身者のプログラミング学習はなぜツライのか?

文系出身者にとって、プログラミング学習の何がつらいポイントなのかを見ていきましょう。

文系出身者は数字慣れしていない

これは本当に強調しなければいけません。そうです、文系出身者は数字に慣れていないのです。文系出身者は計算の複雑さがどうという以前に、数字のあつかいそのものに慣れていません。

 よくインターネット上で「プログラミングに出てくる数学は、せいぜい四則演算プラスアルファ程度」という意見を見かけます。そのプラスアルファが問題です。例を上げましょう。

「2の8乗っていくつですか?」

現役プログラマなら、計算しなくても答えます(ちなみに256です)。さらに「ああ、IPアドレスの話か何か?」と、何に使うかというイメージまでできます。プログラマでなくても、理系出身者ならこの程度の計算、頭の中でサッと計算するはずです。

 文系出身者はそうはいきません。「ココは2の8乗が上限だから256、でも1を引かないといけないので最大値は255、分かるよね?」そんなことを言われると、パニック・・・

やっていることはカンタン、それこそ先ほどの「四則演算プラスアルファ的」な計算です。しかし数字慣れしていない文系出身者にとって、四則演算でも呪文と化すのです。

昔、理系より文系を選択したツケ

文系出身者の中には、かつて数字や計算が苦手で文系に進んだ人がたくさんいます。もちろんその選択は誤りではないし、そのときの個人の自由で決めればいいだけのことです。ただ、数字や計算が苦手という理由だけで理系を避けた人は、プログラマを目指すという決断をしたとたん、昔の選択のツケを払うことになります。

なぜなら、プログラミングは論理的思考の産物、そしてカンタンながらも数字の計算がいっぱい…。

 プログラマにはなりたいけど、文系を選んだので数字の計算に慣れていない、理系的なロジカルシンキングが苦手、これらが文系出身者を苦しめるのです。昔は進路指導からは逃げられましたが、今回ばかりは逃げられません。

文系理系、実はプログラマとして関係ない

先ほどの話で、もう文系出身者はプログラマにはなれないと断言しているように読めますが、決してそんなことありません。

文系理系、プログラマとしてはどうでもいい

現場では仕事ができさえすれば、文系理系はどちらでもいい話なのです。現場ではどちらの出身なのかというはあまり話題に出ません。仕事中の雑談レベルで「私、文系出身なんですよね」「そうだったんですか!」というくらいです。

 優秀なプログラマの方が、実は文系出身者だったという話は普通にあります。

論理的思考力は理系だけのものではない

プログラマに必要な能力のうち、特に重要なのが論理的思考力です。これがあると素晴らしいプログラムを作れるし、他人が開発したものを読むときも効率的にできます。

論理的思考力は理系出身者だけのものではありません。理系出身者でもこの力が弱い人はたくさんいるし、逆に文系出身者でもものごとを理路整然と考えられる人はいます。

文系出身でもプログラマになった人って、こんな人

「プログラマのココが好き!」というものがあると、多少何らかの困難があっても、プログラマの道へと進めるように感じます。実際にはどんなことが好きな人、どんなことに向いている人がプログラマとして働いているのか見ていきましょう!

モノづくりが好きな人

プログラマを志望する理由はさまざまです。その中でも現場のプログラマが聞いて思わず心強いと感じるのは「モノづくりがしたい」です。

プログラマの仕事とは、仕様や設計こそは決まったものですが、それらに従ってプログラムという形あるものを作り上げていきます。それがプログラマの仕事の本質です。

 モノづくりが好き、自分が作ったものが形になり、さらにユーザに使ってもらい、「使いやすいね」そんな言葉が返ってくれば、今までの苦労が吹き飛びます。

緻密にものごとを追求する人

職人のように、シンプルかつ正確に動作するものを追求し、思ったとおりに動作する・・・モノづくりが好きなら、とても楽しいことでしょう。

新しいものが好きな人

プログラミングに限らず、ITの世界は日進月歩。昨日のスタンダードは今日の時代遅れになることもあります。安定よりも常に最新を求めたい、そんな人にプログラマはピッタリです。

粘り強く続けられる人、冷静でいられる人

先に述べたように、文系出身者にとってプログラミング学習は苦痛の連続です。ただし、だからこそプログラミング技術を手に入れたときの値打ちがあるのです。

プログラミングは限られた人のみが継承できる伝統工芸のようなものではありません。時間をかけて、勉強の仕方さえ間違えなければ、あとは地道な努力で何とかなるもの。

 よって、苦痛でも脇見せずに粘り強く続けられる人や、細かい点にいちいち動じずに冷静でいられる人が、最後にプログラマデビューを果たすのです。

まとめ

文系出身者がプログラミングを学習するのは、確かにツライことです。しかし文系理系は関係ありません。

結局は、最後に述べたような人たちが、プログラマデビューを果たすことができるのです!


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