PG BATTLE 2021 「高校、中学、小学校、その他スクールの部(18歳以下)」優勝チームインタビュー

 2022.02.24  株式会社システムインテグレータ

PG BATTLE 2021 「高校、中学、小学、その他スクールの部(18歳以下)」優勝者である、灘高等学校『KMB76』チームの皆様にインタビューを行いました!

 2度目の優勝を果たした『KMB76』チームに、PG BATTLE当日のお話や入賞賞品の使い方などうかがいましたので、是非ご覧下さい!

●PG BATTLE 2021 ホームページ
https://products.sint.co.jp/pg_battle_2021

灘高等学校『KMB76』チームのご紹介

PG BATTLE 2021 「高校、中学、小学校、その他スクールの部(18歳以下)」優勝チームインタビュー 1(左) 灘高等学校 1年 児玉大樹氏:かつおぶし担当
() 灘高等学校 1年 重久慎太郎氏:ましゅまろ担当
() 灘高等学校 1年 田中優希氏:せんべい担当

KMB76』チームはPG BATTLE 2021の「高校、中学、小学校、その他スクールの部(18歳以下)」72チームの中で、昨年に続き見事1位を勝ち取られました。また社会人を含む全部門同一内容の難しいテストが出題される中、合計点:300/300点、タイム:19451/270分、という満点の好成績を残されています。またこれは、全部門の中で第3位という大変輝かしい結果となっております!

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インタビュー:PG BATTLE優勝までの道のり

昨年に続きPG BATTLE 2021の優勝おめでとうございます!今年参加するにあたり、プレッシャーなどはありましたか?

(児玉) 僕は過去2回参加していて1回目と2回目が満点だったので、 3回目の今回も満点へのプレッシャーがありました。なのでコードの見直しはちゃんとして、早さより正確さに重点をおいて取り組みました。

(重久) 昨年は100点を取ることができて嬉しかったのですが、今年も100点を取らないといけないと緊張していました。本番では最後の問題がなかなか解けなくて焦っていたんですが、採点が終わって満点だと分かって安心しました。

(田中) 昨年優勝だったので、今年も狙っていました。昨年と同様正確さを重視して、コーディングにかける時間の半分ぐらいは見直しに使いました。

担当難易度はどうやって決めましたか?

(記者) 昨年はAtCoderのレートで決めていたそうですが?

(重久・児玉) レートは入れ替わったりしたのですが、昨年と同じ役割でいいかという感じで決めました。

PG BATTLE当日までの練習や作戦はありましたか?

(重久・児玉) 今年は全然なくて、本番直前に「いつも通り落ち着いていこう!全員で満点取ろうぜ!」と連絡取り合ったぐらいですね。

(記者) 結構難しい問題だと思うのですが、満点がベースになって参加ってすごいですね!問題を解く順番などはどんな感じですか?

(田中) 僕は前から順番に解きました。

(重久) 僕も前からでしたね。

(児玉) 満点取りたいと思っていたので、解く順番は関係ないと思って前から解きました。

問題を解く際は紙に書いたり、メモをとったりしますか?

(重久) 3問目までは紙に書いたりしなかったのですが、4問目は紙に書いて考察しました。

(田中) 僕も4問目を読み終わっての第一印象が難しそうだったので、考察用紙を使って確実に考察を進めました。

(児玉) 問題によっては意識します。僕は簡単な問題でも書くタイプなので、2問目から見直しをするのも踏まえてiPadにメモを取りました。1問目などは読んですぐ解法が分かるので実装に移れるのですが、今年は去年より難しかったので結構悩みました。

PG BATTLEを受けてどうでしたか(難しかった問題はありましたか)?

(児玉) 4問目が難しかったです。入出力例は合っていたのですが、実行時間制限に間に合うか不安でした。採点で満点だと分かって安心しました。

(重久) 3問目が気を付けないといけないような問題だったので大丈夫かなと思って実装しました。4問目もだいぶ難しくて自分でも合っているか不安な方法で解いたので採点が出るまでは不安でした。

(田中) 反省点としては時間をかけすぎたことです。去年は25分ぐらいで解いたのですが、今年は倍近くかかったので、反省しています。

結果発表会はみなさんで一緒にご覧になりましたか?優勝すると思っていましたか?

(全員) 別々で見ました。

(重久・児玉) 優勝の確信はなかったのですが、入賞はしていると思っていました。

家族や周りから反応はありましたか?

(全員) 家族は喜んでくれました。

(重久) 親戚も喜んでくれましたし、習い事先の新聞にも載りました。友達には賞金をねだられました。笑

(田中・児玉) 僕もねだられました。笑

優勝賞金(Amazonギフト券24万円)はどのように使いましたか?

(記者) 田中さんは昨年のインタビューで、「人生初の賞金なので大事にとっておく」とおっしゃっていたのですが、まだ大事にとっておられますか?

(田中) まだ使ってないです。笑

(重久・児玉)

(田中) まだ使ってないですが、ワイヤレスイヤホンやスピーカーを買ってみたいと思っています。今年の分もまだ使っていません。

(児玉) 僕は昨年ヘッドホンを買うのに使ったのですが、今年はキーボードを買いました。

(重久) 僕も昨年はキーボードを買ったのですが、実は今年もこのキーボードを買いました!外出用に使おうと思っています。使い心地は最高です!
(※持参してくれていて、かっこいいキーボードを見せてくださいました!)

PG BATTLE 2021 「高校、中学、小学校、その他スクールの部(18歳以下)」優勝チームインタビュー 2

優勝トロフィーはどのように保管されていますか?

(重久) 僕の家の目立つ場所に飾っていて、昨年のトロフィーは部室に飾っています。

PG BATTLEに参加してよかったことはどんなことですか?

(全員) 賞金が貰えることがとても嬉しいです。笑

(児玉) PG BATTLEは一度しか提出できないし、結果は暫くしないと返ってこないし、チームを背負って戦う緊張感のあるコンテストです。こういう1年に1回しか味わえない大会ならではの気持ちがあり、それがいいなと思っています。

(重久) 児玉君と同じで、いつものコンテストとは違って結果がすぐ分からないので、緊張感をもってコードを書けるのがいい点だと思います。

(田中) 個人戦が多い競技プログラミングの中でPG BATTLEはチーム戦で珍しいし、同じ学校の仲間と参加できるのはとても楽しいです。

 これからPG BATTLEに参加しようと思っている人たちに向けて、先輩としてアドバイスをお願いします

(児玉) AtCoderのABC(AtCoder Beginner Contest)には毎週出てちゃんと復習しましょう!

(重久) 僕もABCは大切だと思います。知らなかった知識が得られるし、解けなかった問題を後で解くのもいいと思います。

(田中) PG BATTLEは1回しか提出できないので、ちゃんとコードを見直す癖をつける、例えばオーバーフローに気を付けたり、ランダムケースも試した上で提出するのがいいと思います。

(重久) コーナーケースと言われる普通では見落としがちなケースもあるので、それにも注意を向けるのがいいと思いますね。

(記者) 自分でコーナーケースを用意する際の工夫やアドバイスなどはありますか?

(田中) 入力のNが1の時、2の時など小さい時は全部確かめた方がよくて、オーバーフローに気を付けるためにはNが最大のケースも試してみるといった感じです。グラフ問題はたまに連結とは限らないものがあったりするので、問題文の制約をちゃんと読みましょう!

 インタビュー:皆さんのこれから

将来の夢を教えてください

(田中) あまり考えたことはないのですが、高校時代にいろいろ経験して面白いと思えるものを見つけたいです。今のところプログラミングはとても楽しいので、プログラミング関連の仕事に就けたらいいなと思っています。

(重久) 僕もプログラミングが好きで競技プログラミングに限らず他のジャンルのものもやっているので、いずれはコンピューター関連の仕事に就けたらいいなと思っています。

(児玉) 単純にプログラミングが楽しいから競プロをやっているので、仕事としてはあまり考えてないけど将来も競プロは続けていたいです。

 PG BATTLE 2022も開催予定です。参加していただけますか?

(全員) もちろん参加します!!!

(記者) 3連覇がかかっていますね!

(重久) 問題もどんどん難しくなると思うのですが、ミスせずにできたらいいなと思っています。

 追われる側としてPG BATTLE 2022の参加者にむけてメッセージをお願いします

(重久) あまり強すぎないようにお願いします!

(児玉) 絶対優勝できるという確信は全然なくて、来年また同じように緊張して、同じように頑張ると思います。みなさん同じ土俵で対戦よろしくお願いします!

(田中) プレッシャーを感じず楽しんで参加したらいいなと思います。

※本文中では敬称を省略させて頂きました。

最後に

今回も快くリモートでのインタビューに応じてくださった『KMB76』チーム様、ご了承いただきました灘高等学校様、誠にありがとうございました。部門別では唯一の満点優勝、全部門中では第3位という大人顔負けのスーパー高校生ですが、プログラミングが大好きで楽しんで取り組んでいる様子が、ひしひしと伝わってきました。来年は3連覇がかかっていますが、気負いすぎることなくチームらしさを大切に参加して下さることでしょう。

 PG BATTLE 2021「高校、中学、小学校、その他スクールの部」には昨年と同じ72チーム(216名)の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました!飛び賞(スポンサー賞)もございますので、我こそは!と思われる方はぜひご参加をお待ちしております。

●PG BATTLE ホームページ
https://products.sint.co.jp/pg_battle

●PG BATTLE 2021 結果発表会

 

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