プログラマーの需要が高まっている昨今、プログラミングの習得を目指し、学習に取り組む人の数は増加傾向にあります。この記事では、独学でプログラミング勉強する方法や費用の目安、習得までに必要とされる時間について解説します。プログラミング学習のサポートに適したツールの活用なども視野に入れ、スキルアップを実現させましょう。
そもそもプログラミングとは?
プログラミングとは、コンピューターを動かすために必要な指示の記述です。コンピューターの指示に用いる言語をプログラミング言語といいます。システムやアプリ、Webサイトを思い通りに動かすためには「このときはこうする」といったパターンごとに手順や処理法をコンピューターへ認識させなければなりません。プログラミングは、スマートフォンや家電、ゲームなど、生活に身近なものにも活用されています。
プログラミングは初心者も独学で取り組める!
プログラミングには、高度な知識が必要です。独学のハードルは高いと思われがちですが、近年では学習コンテンツの充実により、プログラミングを独学する人は増加傾向にあるようです。日常生活で使うさまざまなものにプログラミングが使われるようになった昨今、エンジニアの需要はますます高くなっています。
このような背景が後押しとなり、学習法の選択肢も以前より幅が広がりました。そのため、これまでまったくプログラミングに触れたことのない初心者であっても、スクールに通うことなく独学で勉強を始められます。
プログラミングを独学する方法
プログラミングを勉強する方法にはいくつかあるものの、独学でどのように学べるのか気になる方も多いでしょう。
ここでは、独学するにあたって検討したい、代表的な3つの方法を紹介します。
学習サイトを活用する
まず、プログラミングに特化した学習サイトを活用する方法が挙げられます。毎月または毎年決まった利用料を支払う定額制のサービスが多いため、費用を抑えやすいのも魅力です。プログラミング言語には、さまざまな種類があります。そのため、スクールに通って学ぶ場合、言語が限られてしまうケースも少なくありませんでした。
一方、学習サイトは学びたい言語を自由に選択できるうえ、講義形式も豊富です。スライドや動画が多用されているサービス、ゲーム感覚で学べるサービスなどもあります。自身が目標とするレベルにあわせて、最適な学習法を選択しやすいのもメリットのひとつです。
本を活用する
近年では、プログラミングに関する書籍も多く販売されています。本は、ひとつの言語に対して必要な情報が網羅的に書かれているため、特定の言語について知識を深めたいときに適しています。掲載されている情報の質も高いため、信頼して学べるのもポイントです。
自身の知識やスキルにあわせて必要な部分だけを確認したり、足りない部分を補いたいときに繰り返し読んだりすることも可能なので、効率よく学習を進められます。通勤時間を活用して学習に取り組みやすいのも本のメリットです。
アプリを活用する
スマートフォン用の学習アプリも数多くリリースされています。学習サイトの利用はインターネットへの接続が不可欠です。しかしアプリの場合、あらかじめインストールしておくだけでオフラインでも学習に取り組めます。
いつでもどこでも空き時間を活用できれば、学習効率はアップするはずです。また、学習内容はすべてアプリ内に含まれるため、書籍を購入したり持ち運んだりする必要もありません。プログラミング初心者は、ゲーム感覚で勉強に取り組めるアプリがおすすめです。
プログラミングを独学するコスト
プログラミングを独学しようとする場合、ケースによって多少変わるものの、どれほどの費用や時間がかかるのでしょうか。ここではそれぞれ目安について解説します。
独学にかかる費用
独学でプログラミングを習得する場合、選択した勉強法によってかかる費用が異なります。最近では無料で学べる学習サイトも複数登場しているため、パソコンとインターネットさえあれば、オンラインでプログラミングを勉強することも可能です。また、定額制を採用している学習サイトの中には、ひと月1,000円前後で利用できるサービスなどもあり、必要な知識を基礎からしっかりと身に付けられます。
本を活用する際も、1冊1,000~2,000円程度で購入できるため、費用を抑えて学習したい人に適しています。プログラミングスクールに通う場合、少なく見積もっても10万円前後の費用が必要です。あまり費用をかけられないときの学習手段として、独学で勉強する人も少なくありません。
独学にかかる時間
学習する言語の種類によって多少の幅があるものの、基礎を習得するまでに必要な時間は250時間程度とされており、1日5時間の勉強で約50日間かかります。基礎レベルから実務に役立つレベルまでスキルアップしたいのなら、さらに時間をかけなければなりません。プログラミングを独学で勉強する人の中には、仕事や育児と両立させているケースも多く、必然的に1日あたりの学習時間が少なくなりがちです。
独学は、自分に合ったペースで学習できメリットがある反面、習得までに長い時間を要するといったデメリットがあるのも事実です。ただし、自己管理能力に長けた人ならば、効率よく時間を使える独学のほうがスムーズに学習を進められるかもしれません。
挫折しないおすすめの方法
独学でプログラミングを習得する場合、自身でスケジュールを組み、ひとつひとつ着実にこなさなければなりません。中には、学習を進めていくうちに途中で行き詰まり、挫折してしまう人もいます。プログラミングの習得に向けて、このような事態を回避するための対策も考えておくと安心です。学習効率をアップさせるために、独学とあわせてツールやサービスを利用する方法も検討してみましょう。
実際に記述したプログラムを、オンライン上でリアルタイムに採点してくれる「TOPSIC(トップシック)」は、プログラミングスキル・SQLスキルのレベルを判定できるツールです。エンジニアとして活躍するには「最適なアルゴリズム(表現方法)」と「プログラムとして実装するスキル」の双方が必要です。
TOPSICには、プログラミング力を測る「TOPSIC-PG」と、SQLスキルを可視化する「TOPSIC-SQL」といった2つのプランがあります。プログラミングやSQLのコーディングに関連したテスト、受験プラットフォームを活用し、成果に結びつける企業が増えています。
TOPSICで独学と講義を有機的につなげる
実際に、プログラミング初心者がTOPSICでプログラミングを学び、飛躍的なスキル向上を実現した事例があります。システム開発を担う「アスノシステム株式会社」では、優秀なIT人材をそろえていたものの、新人社員を教育できる中堅エンジニアが不足していることに頭を悩ませていました。
そこで、入社1〜3年目の若手社員を集め、毎週行っている勉強会にTOPSICを取り入れ、スキルの向上を図るとともに、テスト問題では直接問われていないようなプラスアルファの部分について解説を加えるなど、エンジニアとして活躍するためのより有益な情報を共有する機会を設けたそうです。
参加した社員の中には、大学でまったく別の分野を学んでいたという開発初心者も含まれていました。しかし、独学とTOPSICのスキル測定を活用しながら継続的に勉強会へ参加していくことでスキルを磨き、今や先輩社員をしのぐほどの高いスキルを発揮するエンジニアへと成長しました。
このような成功事例からも多忙な社会人にとって、空いた時間に取り組みやすい学習サービスは学習効率の向上に大きく貢献すると考えられます。
まとめ
プログラミングは、学習サイトや本、アプリなどの活用により独学で習得することも可能です。しかし、独学で学習を継続させることは難しく、挫折につながりやすいといったデメリットがあります。学習効率をアップさせるには、独学とデジタルツールの併用がおすすめです。
プログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」は、エンジニアのスキルアップを支援するツールです。プログラミング初心者の独学に有用なツールを探しているのなら、ぜひ導入を検討してみてください。
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