エンジニアの新卒採用で必ず実施すべきポイントとは?

 2021.05.14  株式会社システムインテグレータ

エンジニアの新卒採用のポイントに悩んでいませんか。エンジニアの新卒採用は一般的に優秀かそうでないかを見分けるのが難しいといわれています。

これは中途採用のエンジニアは証明できるスキルやポートフォリオがあるなど、評価が可能なためです。そのため新卒採用では行うべきポイントに悩んでしまうことがあり、優秀な人材を逃すことも考えられます。

今回はエンジニアの新卒採用で実施するべきポイント、注意点、スキル判定について記述し、エンジニアの新卒採用のポイントを解説します。

エンジニアの新卒採用で優秀さを見抜くのは難しい

エンジニアの新卒採用で難しいのが優秀さを見抜くことです。エンジニアの素質は学歴だけではなく、地頭の良さやひらめき、忍耐力など様々な要素が考えられます。そのため、書類選考で足切りにかけてしまうことで、優秀な人材を逃すことが往々にしてありえます。

もし書類選考で通過したとしても、面接において人事などの採用担当が面接をする場合には、エンジニアの面接官と比べ、一般的なコミュニケーションスキルなどを重視してしまい、知識やエンジニアとしての適性が適切に評価できないこともあります。

エンジニアの新卒採用におけるポイントとは

エンジニアの新卒採用におけるポイントは採用時点で開発部門の人員を入れること、インターンを行って、時間をかけて把握すること、新卒に求めるスキルを明確にすることです。3つのポイントについて順に解説します。

採用担当に開発部門の人員を入れる

採用担当者に、開発部門の人員を入れることを忘れてはいけません。開発チームにどのような人員が必要であるのかをもっとも理解しているのは、現場のエンジニアです。

現場に何の相談もなく応募要項を人事だけで決めてしまうということはあまりないと思いますが、採用の現実をよく知る人事と現場の仕事をよく知るエンジニアが密にコミュニケーションを取り、応募要項を決めることがとても重要です。

ただし現場が求めるものが多すぎる場合は、プロとして採用担当者が現実的な解に導く必要があります。存在しない人を待っても仕方がありませんし、こちらの求める型から多少外れていても優秀なポテンシャルを持っていれば採用すべきです。

言いなりになるのではなく、こちらはこちらで採用のプロとして意見を出し、求める人物像と採用の方向性を決めましょう。

インターンを積極的に行う

新卒採用で失敗してしまう理由は新卒と関わる時間が少ないことで、書類や面接だけで判断しなければならないという点にあります。そのため、学生との機会を増やすためにインターンを積極的に行うことが大切です。

現在はオンラインのインターンも行うことが可能となっているため、仕事の説明をすることもオンライン上で行うことができることもさることながら、スキルを身につけてもらうことも可能となっています。

また、インターンをすることは単純に新卒のスキルを把握することだけが目的ではなく、新卒を受け入れるための課題やどのように優秀な人材を判定するのかを現場レベルで考えることができること、経験の長いエンジニアによる新卒の適性を見ることなどたくさんの利点が存在しています。

新卒に求めるスキルについて重視する点を明確にする

新卒に求めるスキルでなにを重視するのかを明確にするべきです。自社にとって必要な人材・必要なエンジニアとはなにか、過剰なスキルを重視することや優秀な人材が欲しいことは企業にとってはいうまでもないことですが、そのように優秀な新卒は引く手が数多なため、原点に立ち帰り以下のポイントに気をつけましょう。

  • 自社にとって必要な人材が持つべきスキル
  • 新卒に対して求めるべきスキル
  • 融通を利かせて良い部分、重視したい部分のスキル

これを守ることで、完全に優秀な必要十分条件を満たす人材を採ることはできなくても、必要な人材は自ずと集まるようになるのです。エンジニアのスキルは後でも身につけることが可能なため、しっかりと素質がある人材を見つけるようにしましょう。

エンジニアの新卒採用での注意点とは

エンジニアの新卒採用の注意点として、企業の良いところ悪いところを説明することや、エンジニアチームから選考に参加してもらうことを意識することです。この2点について詳細を解説します。

企業の良いところ、悪いところを包み隠さず説明する

企業にとっては悪いところを公にしたくない気持ちもあるかと思いますが、実際の勤務形態や繁忙期のあり方、福利厚生、キャリアプランなど、良いところも、悪いところも同じだけ説明することが必要です。完璧で非の打ち所のない企業はありません。ですので、悪いところは隠すのでなく正直に伝えた上で、具体的な改善の道筋を説明しましょう。その方が誠実さが伝わり、共感につながります。結局良いことだけを並べて採用できたとしても、入社後にミスマッチを引き起こしてしまう可能性が高く、離職率を上げることにつながってしまいます。

そのため、できる限り残業時間や日々の仕事量、繁忙期にどんな状態になるのか、新卒が聞きづらいことも詳しく説明しましょう。

逆に悪いところを説明してくれる企業というのは新卒からしても不安を解消してくれる、素直に隠さず説明してくれることで心証が良くなります。

エンジニアチームから選考に参加してもらう

人事部の採用担当者が、良い人材だと判断したところで、チームとして一緒に働くのは現場のエンジニアです。現場のメンバーが一緒に働きたいと思えるかどうかはかなり重要です。単純に学力やスキルだけではなく、エンジニアとしての肌感覚で感じる何かはあります。定量的にスキルを評価することも欠かせませんが、それだけではない何かも同じくらい重要です。そのためエンジニアのどのチームに配属するのかまで考えて、エンジニアも選考に参加してもらうことが、もっともミスマッチが起きづらい条件となります。

エンジニアの新卒採用におけるスキル判定方法

エンジニアの新卒採用におけるスキル判定方法としては、インターンを利用することやWebテストや筆記テストを複数受験してもらうこと、TOPSICというプログラミング判定ツールを利用してスキルを判定することが重要です。

インターンの中でエンジニア視点で素養を見る

インターンを除けば学生との接触機会は説明会と2回程度の面接しか存在しませんがが、インターンを利用することで、実際のエンジニアの素養を見ることができます。インターンを積極的に利用している企業については、学生をエンジニアチームの下につけることで、実際の現実的な視点で素養の確認や採用に至るべきかの可否を判断することが可能になります。

Webのインターンを利用すれば人数に大きな制限をかけることなく、プログラミング学習などの課題をこなさせることで素養を見ることもできますし、それをエンジニアの担当者が確認することで、より精度の高い判定が可能になることは明白でしょう。

Webテストや筆記テストを複数受験してもらう

Webテストや筆記テストを複数受験してもらうことが新卒採用の素養を測るためには重要な手段です。複数受験してもらうのはあまり効率が良いとはいえませんが、ミスマッチを防ぐという意味では有効です。

特に、エンジニアの場合はSPIのような一般的なテストではなくWeb CABなどのエンジニアとしての素養を測ることに適しているウェブテストの受験を行い適性検査とすることが望ましいでしょう。また、企業内部で特別に確認したい指標があれば個別のテストを用意し、適正を見ることで、エンジニアの素養だけではなく、他の視点からエンジニアとしての素養について知ることが可能になるといえるでしょう。

「TOPSIC」で新卒のプログラミングの素養を測ることができる

新卒のプログラミングの素養を測ることに適しているツールといえばTOPSICです。プログラミングの実践や、知識問題に対応していることテストのレベルを選択して受験することが可能なため、新卒のレベルに合わせてテストを受験させ流ことができます。

また、事前に範囲を通知しておき、来社受験、事後受験、事前受験など、様々な形態でTOPSICによる受験を行ってもらうことで、プログラミングの素養を測ることが可能になっています。

TOPSICは推移を確認することも可能なため、学習前、学習後で理解度を比較することができるので、例えば最初の受験で良い成績でなくても伸び代が大きい学生をピックアップすることなど、利用方法によっては効果的な判定を行うことができるでしょう。

まとめ

エンジニアの新卒採用で実施するべきポイントから、注意点、スキルの判定方法などについて解説しました。エンジニアの新卒採用は難しいことが多いですが、企業側がしっかりと対策を立てることで、理想的な新卒を採用することが可能であるといえるでしょう。

また、TOPSICなどのITエンジニアのテストツールを活用することで、学生の持つエンジニアの素養を判断できるため、正しく能力がある学生を迎え入れることが可能となります。

効果的に新卒採用を行いたい場合は、ここまでのポイントだけではなく、TOPSICなどのツールの導入を行い、その効果を即座に実感するのが良いでしょう。


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