Excelで単純な繰り返し動作などを自動化するときには、マクロの記録を使うと便利です。
今回はマクロの記録を使った自動化の手順を中心に具体例を挙げてご紹介します。
「使用するファイル」の事前確認
今回は、以下のメンバー表を使って解説していきます。
「自動化する操作」の事前確認
自動化する操作は以下の3ステップです。
1.表全体にオートフィルタを設定する
2.B列のフィルタボタンをクリックして男性を選択する
3.OKをクリックする
以上の3ステップが完了すると、「メンバー表の中から男性のみを表示する」ことができます。
※この作業の自動化自体にはあまり大きな意味はありませんが、Excelマクロの練習だと思って読んでいただけますと幸いです!
マクロの記録の手順 (1)作成準備
では、実際にマクロを作成してみましょう!
メニューバーの開発にあるマクロの記録を選択します。
※開発はメニューにない場合は、巻末のオプション設定をご確認ください。
マクロの名前を記入するウィンドウが出てきますので、好きな名前をつけてください。
今回は例として「男性を選ぶフィルタ」としておきましょう。
OKをクリックすると以降の操作したことが全て記録されていきます。
マクロの記録の手順 (2)操作の記録
ここから「自動化する操作」を実際に操作していきます。
① 表全体を選択してオートフィルタを設定
② B列のフィルタボタンをクリック
③ 男のみにチェックを入れて、OKをクリック
マクロの記録の手順 (3)記録終了処理
最後に開発のタブに戻り「記録終了」ボタンをクリックしてください。
ボタンの表示が再び「マクロの記録」の表示に変わったら、マクロの記録が完了です!
記録したマクロの使用手順
次は記録したマクロの使い方のご紹介です!
動作を確認するためにフィルタを解除して、以下の状態にしておきましょう。
先ほど記録したマクロは、開発タブのマクロをクリックすることで出てきます。
男性を選ぶフィルタを選択し、実行をクリックしてください。
いかがでしょうか?先ほどマクロの記録で設定した動作が、1クリックで行えましたか?
もし、うまく動かなかった場合は、登録した動作が間違っているかもしれません。
もういちど、マクロの自動登録を最初から行ってみましょう。
マクロ入りファイルの保存手順
最後にファイルを保存方法の説明です。
Excelマクロを含むファイルは、マクロ有効ブック.xlsmとして保存する必要があります。
.xlsx形式で保存するとマクロが保存されませんので、必ず.xlsm形式で保存してください!
マクロ有効ブック.xlsmとして保存
(巻末)開発タブが存在しない場合
オプションを確認して開発のボタンを追加してください。
まとめ
今回は以下の4つのポイントに重点をおき、Excelマクロの基本的な使い方をご紹介しました。
・「マクロの記録」で自動化する方法
・「記録したマクロ」を実行する方法
・「マクロ入りファイル」を保存する方法
・「開発」メニューをオプションから追加する方法
今回の手順を参考にして、色々な動作を自動化してみてくださいね。
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