Excelによるデータの集計・分析では、アウトプットを上手に見せるための工夫も大切です。今回はExcel上での表現力をより高めるのに重要な日時や文字列に関する関数を解説していきます。
NOW関数:現在の日時を表示
NOW関数は、現在の日時を表示します。
印刷物や日付+時刻を印字または表示したい作業があるときに便利です。
TODAY関数:本日の日付を表示
TODAY関数は、現在の日付を表示します。
Excelファイルを開いた際に、日付を常に最新化した状態で表示したい場合に便利です。
LEN関数:文字の長さ
LEN関数は、指定された文字列の長さを返します。
例えば、「=LEN(B2)」と入力すると、セルB2に入力された文字列の文字数が返されます。報告書やアンケートで文字数をカウントする場合などに便利です。
LEFT関数:左から文字を抜き出す
LEFT関数は、指定された文字列の左側から文字列を取得します。
例えば、「=LEFT(B2,9)」と入力すると、セルB2に入力されている文字列について左から9文字分の文字列を求められます。
一例ではありますが、郵便番号を抜き出す時などに便利です。
MID関数:間の文字を抜き出す
MID関数は、指定された文字列から指定位置から指定文字数分の部分文字列を抽出します。
例えば、「=MID(B2,11,3)」と入力すると、セルB2の文字列から11文字目から3文字分の文字列が求められます。
規則的に並んでいる文字列の間を抜き出したいときに便利です。
RIGHT関数:右から文字を抜き出す
RIGHT関数は、指定された文字列から右側の文字列を取得します。
例えば、「=RIGHT(C2,4)」と入力すると、セルC2に入力されている文字列について右から4文字分の文字列を求められます。
以下の例を見てわかるように、LEFT関数などと組み合わせて使うことで大きな効果を発揮する場面も多い関数です。
(豆知識)ときどき目にする謎の数字
Excelを使っていると必ずと言っていいほど遭遇する謎の数字、、、4から始まる5ケタの数字は、「シリアル値のまま表示されてしまった日付」である可能性が大です。
その場合、「表示形式」をシリアル値 ⇒ 日付形式 へと変更する必要があります。
ツールバーの表示形式から「日付形式」をそっとクリックしましょう。
もともと入力してあった日付が表示されるはずです。
まとめ
今回は以下のような基本的な関数をご紹介しました。
・NOW関数
・TODAY関数
・LEN関数
・LEFT関数
・MID関数
・RIGHT関数
このあたりの関数を自由にExcel上で使いこなせると、表現力がアップすること間違いなしです。慣れてきたら、複数の関数を組み合わせて使うことにもチャレンジしてみましょう。
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