Excelはデータの集計作業だけではなく、データ分析・データ処理のためにも活用することができる便利なツールです。今回は必ず覚えておきたい基本的なExcel関数7選を解説します。
SUM関数:合計値を計算
SUM関数は、指定された範囲のセルの合計値を計算します。
例えば、「=SUM(C2:C5)」と入力すれば野菜の値段の合計が求められます。
AVERAGE関数:平均値を計算
AVERAGE関数は、指定された範囲のセルの平均値を計算します。
例えば、「=AVERAGE(C2:C5)」と入力すると野菜の値段の平均値が求められます。
VLOOKUP関数:指定された値を行検索
VLOOKUP関数は、指定された値を検索し、それに対応する行から指定された列の値を返します。膨大にあるデータから特定の値を取り出して表示したいときに便利です。
例えば、「=VLOOKUP(E2,B2:C5,2,FALSE)」と入力すると、セルF2に玉ねぎの値段が表示されます。
ただし、正しいデータを取得するためには、検索する値が一致する必要があります。
セルE2の入力が「玉ねぎ」ではなく「たまねぎ」となっているため、正しくデータが取得できていません。
IFERROR関数:関数のエラー結果を値で表示
IFERROR関数は、他の関数の結果がエラーを返した場合に特定の値を返します。
例えば、「=IFERROR(VLOOKUP(E2,B2:C5,2,FALSE), "Not found")」と入力すると、VLOOKUP関数がエラーを返した場合に"Not found"と表示されます。
正しいデータを処理できなかったときの発見に役立ちます。
COUNT関数:個数をカウント
COUNT関数は、指定された範囲内のセルの個数や、数値の個数を数えます。
例えば、「=COUNT(C2:C5)」と入力すると、野菜の値段が入力されている個数を求められます。
COUNTIF関数:条件を満たすセルの個数をカウント
COUNTIF関数は、指定された条件を満たすセルの数を数えます。
例えば、「=COUNTIF(C2:C5,">300")」と入力すると、値段が300円より高い野菜の個数を求められます。
COUNTIFS関数:複数の条件を満たすセルの個数をカウント
COUNTIFS関数は、複数の条件を満たすセルの数を数えます。
例えば、「=COUNTIFS(C2:C5,">200",C2:C5,"<400")」と入力すると、野菜の値段で200円より大きく、400円より小さい個数を求められます。
まとめ
今回は以下のような基本的な関数をご紹介しました。
・SUM関数
・AVERAGE関数
・VLOOKUP関数
・IFERROR関数
・COUNT関数
・COUNTIF関数
・COUNTIFS関数
このあたりの関数は、ネット検索しなくてもパッと使えるようになっておけるとスマートかと思います。マスターできたらさらに高度な関数にもチャレンジしてみましょう。
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