プログラミング教育に英語は必要?開発現場の現実と要望

 2020.08.19  株式会社システムインテグレータ

プログラミング教育に英語は必要でしょうか?開発現場のプログラマやマネージャ、企業の人事担当、教育現場の先生などなど、立場によって答えは変わるでしょう。

本記事では、プログラマーに英語が必要なのかどうか、英語が出来たらどんなメリットがあるのかなどについて、現場プログラマの観点から考えてみました。

まずは開発現場の実状から

大半のプログラマは英語ができない

プログラムは英文ではないものの、基本は英単語と数字で書きます。エラーメッセージや画面の項目名など、日本語でないといけないもの以外はすべて英単語と数字です。
そんなプログラムを常に作り続けているプログラマ、英語が堪能・・・ではありません。英語ができるプログラマの方がむしろめずらしいのです。

でもプログラムは書ける

ただし、プログラムにはforwhileprintなど、決まった単語しか出てきません。よって英語力がなくてもプログラムは作れるのです。

ソースコードは英「誤」のてんこ盛り

この事実、信じられますか?
先ほど述べたforwhileなど、決まった単語はそのまま使います。それ以外に変数名など、プログラマが任意に決めてよいものがあります。

そこはもう・・・英「誤」のパラダイス!スペルミスを目にすることなど日常茶飯事です。スペルが間違っている以外に、単複同形の単語であるinformationsをつけてinformationsなどなど、英「誤」を語ると枚挙にいとまがありません。

そうです、プログラマは基本的に英語が苦手なのです。

ググって英語だったらそっと閉じる

プログラマは分からないことがあればググって調べます。しかし調べたいことが特殊であればあるほど英語のページがヒットします。
そんなとき、多くのプログラマはページをそっと閉じます。もしかしたら欲しい答えがあるかもしれないのに、大変残念ですね。

英語は・・・実務ではどちらでもいい

結論から述べますと、プログラマに英語は必須ではありません。特に、国内でしか使わないシステムを開発している、開発する過程で海外と直接関係がない、そんなプログラマは、英語は基本的に必要ではありません。

プログラマは英語ができたほうが絶対お得!

IT文化の発信地は米国

Microsoftはワシントン州、Appleはカリフォルニア州が本社です。クラウドのシェアNo.1であるAWSAmazonが運営しています。そしてAmazonの本社はMicrosoftと同じくワシントン州です。それ以外にもITの源流は基本的に北米、技術情報も大半が英語です。

技術的なことを調べていても、最初は日本語で、途中から翻訳が追い付いておらず英語のままになっているページが多くあります。英語力があればそんな状況でもガンガン読み進めることができます。
英語ができると、最新技術を一足先にキャッチできたり、調べ物が効率的に進められたりといったメリットがあるのです。

海外プログラマとの連携

海外のプログラマと直接やりとりをしなければいけない場合があります。

優れたプログラマは、GitHub(プログラムの保存、公開サイト)へ自分のプログラムをアップして、他のプログラマに使ってもらえるように公開します。中にはとても素晴らしいものがあるので、いろいろな人が使うこともあります。
とはいえ、実際にそれを使ってみるとうまくいかない、そんな場合は作成者に直接連絡を取ります。GitHubをご存知の方ならissueといえばお分かりでしょうか。

もちろんやり取りは英語です。

逆に、自分が作ったプログラムの出来栄えが素晴らしく、一般公開しようとしてGitHubにアップしたら、もしかしたら海外から問い合わせが来るかもしれません。英語ができないと、世界のプログラマとの意思疎通ができないのです。

オフショア開発でも英語

開発者が足りない、またはコストを低く抑えるなどの理由で、海外の会社に開発を依頼するのをオフショア開発といいます。

IT業界でオフショア開発がはやりはじめた頃、オフショア先は中国が主でした。しかし近年、ベトナムやミャンマーへ依頼することがあります。あまり馴染みのない国でも、連絡は現地語ではなく英語です。

プログラマの英語教育、ぜひお願いします!

いつ何が起こるか分からないIT業界を生きていくために

プログラマは、英語ができればメリットがたくさんあること、お分かりいただけましたか?

今まで述べてきた以外にもメリットはあります。最新技術の習得や、Kaggleなどの国際的な技術力の競争の場に挑む時にも、英語は当たり前にように必要になるのです。今見えていない「何か」に備えるためにも、プログラミングの教育とともに是非英語も教育すべきです。

実務で英語を勉強させる時間など無い

現場に出てしまったあとでは、英語を勉強する時間がありません。
現場で開発をする上で、最も大事なのは技術力。よって現場に出たあとでは、現場で使う技術の習得に時間を使わざるを得ません。そう、英語を勉強している余裕などないのです。

よって、できるだけ現場に出る前に、英語をある程度のレベルまで上げておかなくてはいけません。

やめてください!こんな英語教育

ただの英語の教育ならやめた方がいい

今までプログラミング教育における英語の重要さを述べてきました。だからといって、TOEICや英検、その他英文法や英会話といった、普遍的に通用する英語教育ではあまり意味がありません。
もちろん無駄ではありませんが、どうせならもっと活きた英語を勉強しましょう。例えば、次に述べるような英語の題材がおすすめです。

どうせなら、活きた英語を

インターネット上には、プログラミングに役立つ英語力を鍛えるための、活きた題材が山ほどあります。

新技術は基本的に英語です。これを活用するのです。まだ日本では一般的ではなく馴染みのない、情報量が少ない技術を作って、学習者に何かを開発させるのです。否応なしに海外の情報に触れる必要があります。

またGitHubやStack Overflow(海外の技術系質問サイト)を介して、海外のエンジニアと英語でやりとりをさせるというのも手です。最初は緊張するかもしれません。しかし海外のエンジニアという生身の人間を相手にすることにより、何かをつかめることは間違いありません。

まとめ

プログラマの実務で英語は必要ない、確かにそうかもしれませんが、英語ができた方が活躍のステージは確実に広がります。ぜひ、プログラミング教育に英語というエッセンスを取り入れることを検討してみてください。

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