経済の成長鈍化が心配されることも多い日本ですが、なお世界3位の経済大国であり、直近の株式市場の売買高も世界3位(2018年)でした。
そんな日本の金融市場では、新しい先端技術の導入もスピーディに行われています。
本記事では、昨今の金融市場でのAI活用について、お伝えします。
金融市場のAI技術活用 (1)未来予測型
特に印象的なAI活用事例がこちらです。
日銀総裁の表情を読み取ることで次の発言の方向性を予測するというもの。
日銀総裁、政策変更が顔に出る? 表情をAIが分析
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22870210Q7A031C1000000/
賛否両論あるようですが、誰かが何かを話す前に、少しでも早くその内容を予測したい、という発想は、一秒に数億円、数十億円のお金が飛び交う金融市場だからこそです。
ある種の未来予測と言えるでしょうか。
金融市場のAI技術活用 (2)スピード・鮮度型
オーソドックスでありながらも、技術進歩も著しいのが自然言語処理等を用いた企業の決算情報、経済ニュースの処理です。
様々な企業が研究を続けていますが、企業の決算発表から数秒~数分で、企業の決算の速報記事(まとめ記事)が出てきます。
この種のAI活用は、情報のスピード・鮮度で勝負する形のサービスですね。
AIがニュースから業績への影響予測
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46357310Q9A620C1XY0000/
AI活用の壁は意外と低い?
そんなAI活用、自分の業務、会社とは関係ないと思っていませんか?
近年、APIなどのサービスが充実し、技術的な難易度もどんどん下がってきています。
「Google CloudはAIを民主化する」
https://business.nikkei.com/atcl/report/15/061700004/030900184/
このような外部サービスをうまく活用できる体制づくりが大事な世の中になってきそうです。
最後にまとめ
本記事では、金融市場でのAI活用事例と、AI活用がより身近になってきている現状を以下の通り、お伝えしました。
- 金融市場のAI技術活用(1) 未来予測型
- 金融市場のAI技術活用(2) スピード・鮮度型
- AI活用の壁は意外と低い?
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