導入事例|株式会社クオカード様

ECサイトリニューアルで、
QUOカードは「もらうもの」から「贈るもの」の想起へ


株式会社クオカード
株式会社クオカード ブランド・マーケティング部 Webマーケティング課長 遠藤 隆司 氏(左)
株式会社システムインテグレータ E-Commerce事業部 開発部 スペシャリスト 高橋 和也(右)

株式会社クオカードはコンビニエンスストアやカフェ、書店など身近なお店で利用できるギフトカード「QUOカード」の発行会社です。1987年にプリペイドカードシステムの販売を目的に設立し、創業以来累計で10億枚以上のQUOカードを発行しています。

2019年3月にはスマホ決済型デジタルギフト「QUOカードPay」のサービス提供を開始。多様なギフト需要に対応し、キャンペーンのインセンティブや福利厚生など、様々な用途で利用されています。

“ちょっとした”お礼やお返しに

―貴社のオンラインストアのサービスについてご説明をお願いいたします。

ご存じかと思いますが、全国共通の商品券である「QUOカード」を販売するECサイトです。

金額は300円から10,000円まで選ぶことができ、既成のQUOカードだけでなく、ユーザーオリジナルのデザインでのQUOカードも制作できるようになっています。写真やイラストを印刷したり、テキストを入れてグリーティングカードなども作ったりできます。

―法人のお客様が多いのでしょうか?

個人から法人、代理店までお客様は様々です。個人と法人のお客様がほとんどで、割合は半々くらいですね。
法人のお客様の場合はキャンペーンのノベルティや社内褒賞であったり、アンケートの謝礼だったりと様々な用途で使われています。サイトにQUOカードの利用シーンを載せているのですが、こちらは実際にお客様が使用された用途を記載しています。

capture利用シーン例(https://www.quocard.com/column/

また最近では個人のお客様の需要も伸びています。お子さんの初めてのおつかいに活用される方もいますね。紛失や不正利用のリスクからお子様にクレジットカードや現金などを持たせるのは不安というご家庭も多いのですが、QUOカードならお釣りもでないので現金よりも便利で安心なんです。意外と多いのが本屋での利用です。小さなお子さんなら絵本の購入に、もう少し大きくなれば本屋で参考書を買い、塾の行き帰りにコンビニで軽食や飲み物を買うなど、QUOカードは本屋でも本屋以外にも使えるところが利点です。

よりユーザーが使いやすいサイトへの改修

―リニューアルの目的と背景についてお聞かせください。

endo

旧サイトが老朽化したため、リニューアルを検討しました。以前のサイトは改修に改修を重ねた状態で、どこかを修正すると別の場所に影響が出てしまうなど、収拾がつかない状態でした。
あとオリジナルデザインのカードを作る機能はFlashをベースにしていたのですが、こちらは2020年にサポートが終了する予定だったので、どうしても新しくしないといけないタイミングだった、というのが大きな理由ですね。

もう一つはスマートフォン対応という目的がありました。
過去のサイトはスマートフォンに対応してなかったのですが、スマートフォンからのご注文はあったんです。PCの画面がそのままスマートフォンに表示されていたので、お客様は操作に相当苦労していたと思います。ほとんどのお客様はPCからのお申し込みなのですが、スマートフォンを使いたい方にもシンプルに使えるようになってほしかったですね。

また、見た目もかなり「BtoB向けの発注サイト」というイメージが強かったので、フロントのデザインも変えたいと思っていました。

―リニューアル後はスマートフォンからの申し込みが増えましたか?

リニューアルした後はスマートフォンからの申し込みが格段に増えました。レスポンシブデザインでスマホに最適化された表示になったので、スマホからの購入もストレスなく行ってもらえるようになったと思います。
リニューアル前の2019年度と2020年度とを比較しても申し込み数は上回っていて、さらに2020年度と2021年度と比較してもはるかに上回っています。
スマートフォンからの申し込みだけでなく、個人や法人、どのユーザー層を見ても全体的に利用者数が底上げされたイメージです。

BtoBにもBtoCにも使えるパッケージを選択

―SI Web Shoppingを選択した理由について教えてください。

当社の主力はBtoBビジネスだったので、BtoBのパッケージを探しました。ただ冒頭お話しした通り個人のお客様も多くいらっしゃいますので、BtoBパッケージで、なおかつBtoCでも使えるものがいいなと思いました。
探してみるとBtoCとBtoBの両方対応できるパッケージが意外と少ないんですね。我々が探した限りでは、正直SI Web Shoppingくらいだったと思います。
特に納期がマストだったので、納期を優先に品質とコストも総合的に判断して、リニューアルを実現できそうなシステムがSI Web Shoppingでした。

現行機能踏襲とデータ移行に課題

―構築時のシステムインテグレータの対応は、いかがでしたでしょうか?

要件定義の部分でいうと、最初は「こういうことをやりたい」という要件がいろいろありました。ただ進めていくうちに現場の声も強く、最終的には現行の機能を多く踏襲したものになったと思います。

受け入れテストの段階で表示されている文言やデザインで修正したいところが改めて出てきてしまったのですが、リリース直前にシステムインテグレータさんに直していただきました。

データ移行もタスクとしてかなり重かった記憶があります。ギフト用にも使われるので、1つの顧客情報に対して複数の住所情報を紐づけている場合があるんですね。どうしても機械的にチェックできなかったので、これは目視でチェックしました。

構築時においては全体のデザイン修正とデータ移行がとにかく大変でしたが、その際も、システムインテグレータさんには随時スピーディに対応していただけました。

リニューアルでユーザビリティの向上を実現

―構築時は大変なことが多かったんですね。構築後の効果についてはいかがでしょうか?

こちらはすべての面においてよくなりました。スマートフォン表示など、デバイスへの依存がなくなったので、お客様の使い勝手もよくなりました。

社内の業務も、リリース直後は運用面において多少の混乱がありましたが今では特に問題なく運用できています。今は開発手法も最適化していただき、業務部門が困ったときはすぐ対応いただけているので、いろんな面でプラスに働いています。

ビジネスにおいてもリニューアル前と比較して好調です。売り上げも毎月前年対比を上回っていて、注文件数・売上ともに拡大しています。当初目的としていた売上アップや、お客様への使い勝手の向上といった目的は達成できています。

また、法人ビジネスが主体だったのですが個人ユーザーの需要も伸ばしたいと思っていました。リニューアル後には個人の需要も実際増えています。
今回のリニューアルで、QUOカードを購入して自分以外へのお届けするということが個人ユーザーでもできるようになりました。そのため、ギフトとして購入したいユーザー層もしっかりとらえられたかなと思います。

また、個人需要を伸ばすためにクレジットカードを利用できるようにしたのですが、これも効果があり売上も順調に伸びています。
個人のお客様だとホールインワン記念でオリジナルデザインのQUOカードを作られる方が多いですね。あとはお子さんが生まれたり幼稚園に入園したりというタイミングで、写真を利用して作られる方もいます。

capture2
オリジナルデザインのQUOカード(https://www.quocard.jp/store/app/lp/make/


デザインの面では当初の発注さえできればよいというような見た目から脱却できました。BtoB向けの機能要件を満たしつつ、BtoC向けサイトのような、見やすく使いやすいUI/UXを実現できました。
管理側の面でいうと、以前の機能にはなかったCSV抽出など、マーケティング観点の要素を追加していただきました。弊社はBIツールを使っているのですが、出力したデータを連携させて分析できるようになりました。

―今後のシステムインテグレータにどのようなことを期待されますか?

現状に満足です。見積と契約まわりの手続きをもう少し早くしていただけると嬉しいです(笑)

「QUOカードを贈る」という文化を作り上げる

―最後に、今後のオンラインストアの事業展開について教えてください。

個人の需要をのばすことで最終的に法人の売り上げにつながると考えています。
個人ユースでQUOカードの購入・贈答経験をお持ちのお客様が、もし企業内で社内イベントや販促施策など様々な『贈る』というシーンが発生した際、「QUOカードで、いいんじゃない」と思っていただけたら嬉しいですよね。

やはりもらうものから「贈るもの」という想起を促す施策を実施し、それによってより多くの人に利用していただきたいと思っています。

―本日はお時間いただきありがとうございました。

株式会社クオカード

SI Web Shopping 製品紹介資料