コラム

2017年下半期 EC物流ニュースまとめ

  • 2017.12.13
  • 株式会社システムインテグレータ
2017年下半期 EC物流ニュースまとめ

2017年ももうすぐ終わりですね。忘年会シーズン真っ盛りで、今年はどんな一年だったか振り返る機会が多い今日この頃です。今年のEC業界も本当に沢山の出来事がありましたが、個人的には物流にまつわるトピックが多い一年だったと思います。

今回は2017年下半期に話題になった物流に関するニュースをまとめて振り返ってみたいと思います。※ニュースの選定には個人的な嗜好がかなり入っているので、若干の偏りがありますが悪しからず。

 

2017/7/7 食料品は自動運転車がお届け、ロンドンで「カーゴポッド」実験中

食料品は自動運転車がお届け、ロンドンで「カーゴポッド」実験中

引用元:https://newspicks.com/news/2351938/body

ロンドンで自動運転のカーゴポッドの実験が行われているというニュース。このカーゴポットの場合、結局人乗ってないとダメなようですが、自動運転の最中は事務作業出来るから効率的というのは納得ですね。そのうちカーゴポッドに沢山のドローンを積んでおいて、最後の配達はドローンが行うみたいなハイブリッドな配達も出てくるかもしれないですね。

 

2017/7/25 ヤマトがアマゾンに1.7倍の運賃値上げと総量抑制を要請、ヤマ場は9月

ヤマトがアマゾンに1.7倍の運賃値上げと総量抑制を要請、ヤマ場は9月

引用元:http://diamond.jp/articles/-/136018

ヤマトがAmazonに対して、当時タリフの4掛けでやっているのを1.7倍の料金にして、更に個数を減らす交渉をしているようだというニュース。このブログの後ろにも出て来ますが、本記事を執筆している時点で交渉は完了しています。当時のニュース内の数字で単純計算すると、今が「年間2.3億個×280円=644億円」で、交渉の内容が「年間1.8億個×470円=846億円」になるらしいので、この当時は他人事ながらなんとハードな交渉だと思いを馳せていました。

 

2017/8/16 新しいコンビニの形? 米アマゾン、注文して2分以内に受け取り可能な「Instant Pickup」を開始

新しいコンビニの形? 米アマゾン、注文して2分以内に受け取り可能な「Instant Pickup」を開始

引用元:http://japanese.engadget.com/2017/08/16/instant-pickup/

Amazonが、オーダーして2分でロッカーに商品をピックアップしてくれる「Instant Pickup」をスタートしたというニュース。確かに買うものが決まっていて、いつも同じ受け取り方をするのであればAmazon Goよりもこっちの方が便利そうですよね。大学付近で始まってるとのことで、多分通勤通学時のちょっとした買い物をターゲットにしたサービスなんだろうなと思いました。確かに私も通勤時に毎日コンビニ寄って大体同じものを買っているので、そこの手間がなくなるのはちょっといいかも。

 

2017/9/26 アマゾン向け値上げ合意 ヤマト、4割超で

記事URL:https://www.nikkei.com/article/DGKKASDZ27HO0_X20C17A9MM8000/

ヤマトとAmazonと送料の交渉が大筋合意に至ったとのことで、これまでの料金より4割超の値上げになる見通しというニュース。得た原資で宅配ロッカーの設置などを未来の人件費を削減する施策を進めるそうですが、何度か試して思ったこととしては、とにかく箱を小さくしてくれないと持って帰りづらいのでなんとかして欲しいと思う今日この頃です。

 

2017/10/1 ユーザーが送料を決める!? 「ゾゾタウン」が“送料自由”を試験導入

ユーザーが送料を決める!? 「ゾゾタウン」が“送料自由”を試験導入

引用元:https://www.wwdjapan.com/483950

ZOZOTOWNが送料自由を試験導入したというニュース。本ブログの執筆時点では終了しており、この実験を踏まえた結果として一律200円になっています。日本では投げ銭的なシステムや寄付的なものはあまり上手く行かないとよく言われますが、送料に対する顧客の考えを調査する取り組みとしては他人事ながら非常に面白く見ていました。

実験結果についてはZOZOTOWNのHPに公開されていますので、気になる方はどうぞ。

 

2017/10/26 アマゾン、配達員が自宅ドアを解錠する「Amazon Key」発表。留守中でも荷物が届く

アマゾン、配達員が自宅ドアを解錠する「Amazon Key」発表。留守中でも荷物が届く

引用元:http://japanese.engadget.com/2017/10/26/amazon-key/

Amazonが米国一部地域のプライム会員に向けに配達員が自宅ドアを解錠するAmazon Keyを発表したというニュース。マンションやアパートが多い都心部は宅配ロッカー設置よりもこっちの方が現実的かも知れないですね。セキュリティについてはクラウドカメラの設置を必須にしているみたいですが、ピッキングとハッキング、どちらの方が難易度高いかという話になりそうです。

 

2017/11/14 日本郵便/4~9月の郵便・物流事業、営業損失379億円

日本郵便/4~9月の郵便・物流事業、営業損失379億円

引用元:https://lnews.jp/2017/11/j111414.html

日本郵便の2018年3月期の第2Qの国内郵便・物流事業の営業損失が約379億円だったというニュース。前年同期と比べると改善しているようですが、人件費と経費が増えてるので黒字化を目指すにはやはり短期的な方法としては値上げしかないんでしょうか。値上げだけで利益が出るレベルまで改善するかはわかりませんが、今年開始した「ポスト・ロジテック・イノベーション・プログラム」への本気度が気になるところです。

 

2017/11/29 荷物を“撮る”だけで届けてくれるオランダの宅配サービス「Sprynter」--梱包・郵送が不要

荷物を“撮る”だけで届けてくれるオランダの宅配サービス「Sprynter」--梱包・郵送が不要

引用元:https://japan.cnet.com/article/35110802/

オランダの物流サービス「Sprynter」についてのニュース。このSprynterのアプリで送りたい荷物を撮るだけで、物流業者がピックアップして梱包して送ってくれるというサービスだそうです。引用元の記事内にもあるようにポイントは荷物の受け取り手に偏重するサービスではなく、送り手に着眼している点でしょう。ヤフオクも匿名配送出来るようになったようですが、個人的に一番面倒なのは梱包なのでこんな感じのサービスを提供してもらえると嬉しいですね。

 

2017/12/4 Amazonは実店舗とeコマースをどう統合するのか

Amazonは実店舗とeコマースをどう統合するのか

引用元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/200047/112900047/

米Amazon社の即時配達と実店舗の事業部門を統合し、ベゾス氏の腹心であるSteve Kessel氏という人物が事業を統括することになったことについてのニュース。引用元の記事内にもありますが、これは買収したホールフーズとのサプライチェーン統合の為の動きでしょう。記事のタイトルは実店舗とECの統合となっていますが、この点においては本質的には統合というよりAmazonの物流ノウハウ、インフラ、要はアウトバウンドサプライチェーンの横展開という感じがしますね。なので米国内ではどんどん進むでしょうが、他の国は少し時間がかかる気がしております。

 

2017/12/12 人手不足に切り札?宅配ロボットが「ゆうパック」配達―郵便局など実験

人手不足に切り札?宅配ロボットが「ゆうパック」配達―郵便局など実験

引用元:https://internetcom.jp/203896/carriro-delivery

宅配ロボットCarriRo Deliveryが、ゆうパックや日用品を配達する構想が進んでいるという記事。自動運転と聞くと目の前の道路を走っているような乗用車をイメージしがちですが、これはどちらかというと倉庫ロボットに近いイメージですね。確かに日本の住宅地の道路事情を考えるとラストワンマイルはこれくらいの小ささと遅さが適しているんでしょうね。空飛ぶドローンより可愛いデザインというところも大きいポイントです。

 

まとめ

 2017年下半期のEC物流のトピックスとしては、特に送料にまつわるものが多かったですね。値上がりした送料を如何に吸収するか、お客様に負担頂くべきか悩まれているEC事業者様からのご相談が非常に多い一年でした。

そして来年も送料が下がる見込は今のところなさそうなので、「価格以外の付加価値」を高めることでお客様に選んで頂こうという発想でEC事業に取り組むトレンドが強まりそうです。今年は送料に振り回された一年というまとめ方をするのも少し後ろ向きなので、「価格以外の価値」について考えさせられる一年だった捉えて、来年の飛躍に結びつけていきたいですね。

 

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