「デジタルコンテンツ」を販売するには?各販売方法を徹底解説!

 2021.07.30  株式会社システムインテグレータ

EC(Eコマース)業界は毎年着実に成長を続けており、コロナ禍によるデジタルシフトの高まりが、さらにそれを後押ししています。
ECといえば「物品」を販売するイメージが強くありますが、実は動画・音楽・ノウハウ等の「デジタルコンテンツ」の販売も大きなシェアを占めています。

当記事では、ECの一分野であるデジタルコンテンツ販売にフォーカスして、定義・概念から、販売可能なコンテンツの種類、メリット・デメリット、おすすめの販売方法までを解説します。

デジタルコンテンツ販売は物販系ECとともに伸び続けている分野です。デジタルコンテンツ販売について興味がある方や、これから取り組んでみたい方は、ぜひ当記事を参考にして基礎知識を身に付けて下さい。

ECサイト構築基本ガイド

デジタルコンテンツの定義

Team of photo editors having brainstorming session in their office

デジタルコンテンツはIT・インターネット普及後に登場した定義・概念であるため、具体的にどのようなものを指すのか分からない方もいるのではないでしょうか。

デジタルコンテンツとは、データの形式で顧客(消費者)に提供される商品・サービスのことを言います。オンラインで提供可能であることや、複製が容易であるため一度制作すればいくらでも同じものを提供できることが大きな特徴です。

近年ではインターネットの高速化や普及によりさまざまな種類のコンテンツや大容量コンテンツを用意に提供できる環境が整ったため、デジタルコンテンツは販売量・消費量ともに増加し続けています。

小売業のためのスマホアプリ活用ガイド
レコメンド活用のポイント

販売できるデジタルコンテンツは?

double exposure of businessman or salesman handing over a contract on wooden desk

「デジタルコンテンツ」と一口に言っても、いくつか種類に分けられます。

デジタルコンテンツ販売に興味がある方は、どのようなコンテンツが販売できるのかを知っておきましょう。

ノウハウの販売

デジタルコンテンツ販売では、インターネットの普及やコンテンツを配信・販売する環境が整ったことから、ビジネスの大小を問わずノウハウの販売が積極的に行われています。

販売されているノウハウも多様化が進んでおり、セールスやマーケティング等のビジネスノウハウから、美容法・健康法・勉強法・投資・スポーツ・トレーニングのノウハウまで、あらゆるノウハウがオンラインで販売されています。

購入者にとって有益なノウハウを用意できれば、誰でも成功できるチャンスがあるため、デジタルコンテンツ販売のなかでもノウハウ販売は特に大きな注目が集まっています。

素材・テンプレートの販売

デジタルコンテンツ販売では、ビジネス等で使用する各種素材やテンプレートも多数販売されています。

イラスト素材・写真素材・音楽素材・動画素材やWordPressテンプレート・Webサイトテンプレート・文章や書式のテンプレートなど、取り扱われている素材やテンプレートは多岐に渡ります。

近年ではビジネスの効率を高めたいニーズやカスタマイズに対するニーズが高いため、素材やテンプレートはデジタルコンテンツ販売において大きなシェアが見込める分野です。

ソフトの販売

デジタルコンテンツ販売には、オンラインで各種ソフトウェアを販売することも含まれます。

ビジネスソフトウェアやゲームソフト、プログラムコードや有料フォントの販売などは、デジタルコンテンツ販売がブームになるはるか以前から販売が行われており、デジタルコンテンツ販売の先駆けともいえる分野です。

近年では、パソコン・スマホ両方をターゲットとした販売が可能であり、デジタルコンテンツ販売との相性も良いため、さまざまな種類のソフトウェアが多数販売されています。

音楽・アートの販売

デジタルコンテンツ販売では、音楽・写真・アート作品・動画・電子書籍なども販売することができます。音楽配信サービスや動画配信サービスなどは身近に利用している方も多いのではないでしょうか。

この分野のデジタルコンテンツ販売では、大規模なビジネスを行う企業だけではなく、個人のミュージシャンやクリエイターも気軽に自身の作品を発信・販売することが可能です。

一昔前では音楽・アートを販売することは一部の方に限られましたが、個人でもデジタルコンテンツ販売が行える環境が整ったことにより、誰でもチャンスを手にできる時代になったと言えるでしょう。

新規CTA
新規CTA

デジタルコンテンツを販売するメリット・デメリット

Concept of sending e-mails from your computer

デジタルコンテンツ販売は、現在ブームが巻き起こっています。そのため、多くの方が取り組んでいますが、もちろんメリットもあればデメリットもあります。

これからデジタルコンテンツ販売を始める方は、メリット・デメリット両面を把握したうえで、ビジネスを設計するようにしましょう。

ここでは、デジタルコンテンツ販売のメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。

メリット

デジタルコンテンツ販売が大きく注目されている理由は、ビジネスモデルとして非常に優秀であり、メリットが大きいためです。ここでは、デジタルコンテンツ販売に取り組むことで得られる主なメリットをご紹介します。

仕入費用・配送費用が不要で利益率が高い

デジタルコンテンツ販売は、制作したコンテンツをいくらでも複製して販売できるため、仕入費用が発生しません。また、物販と異なり配送もしません。余計なコストが掛からないビジネスモデルであるため、利益率が非常に高いことが大きなメリットです。

半自動化できる

デジタルコンテンツ販売は、オンラインの媒体を通じて自動で販売できるため、一度仕組みを作ってしまえば半自動化できることが大きなメリットです。管理の手間が省けるため、空いた時間とリソースを活用して次のコンテンツ制作に注力できます。

ビジネススキルが高まる

デジタルコンテンツ販売に取り組むと、お客さんを集めて魅力的な商品・サービスを提供するという、起業家に必要な一通りのスキルを身に付けることができます。他のビジネスモデルよりもリスクが圧倒的に少ないため、将来的に起業したい方が収益を得ながらスキルを磨く方法としてもおすすめです。

デメリット

デジタルコンテンツ販売はメリットが多くありますが、デジタルコンテンツ販売特有のデメリットも存在します。デジタルコンテンツ販売に取り組む方は、リスクを少しでも軽減するためにも、事前にデメリットを把握しておきましょう。

売れないと時間と労力が無駄になる

デジタルコンテンツ販売は元手が掛からず手軽に始めることができますが、売れなければコンテンツ制作に費やした時間と労力が無駄になるリスクがあります。そのため、相応のマーケティングスキルと魅力的なコンテンツを制作することは必須となります。

無料コンテンツと競合する恐れがある

デジタルコンテンツは、有料のものだけでなく無料で配布されているものもあります。デジタルコンテンツ販売に取り組んでも、無料コンテンツよりも価値を感じて貰えなければ、当然売れません。そのため、デジタルコンテンツ販売に取り組む前には無料コンテンツの競合調査を行うことが重要となります。

コンテンツを無断複製・無断使用・無断配信される恐れがある

デジタルコンテンツの最大の欠点は、複製が容易なことです。そのため、苦労して制作したコンテンツを複製されたり、無断で配布されたりといったリスクが付きまといます。いくら無断複製・無断使用といった禁止事項を規約で設けても、完全に防ぐことはできないことが大きなデメリットと言えるでしょう。

デジタルコンテンツの販売方法

Concept of choice with crossroads spliting in two ways

デジタルコンテンツ販売に興味がある方は、制作したコンテンツをどこでどのように販売したらいいのかを知っておきたいのではないでしょうか。デジタルコンテンツは、種類ごとに適切な販売方法が異なるため、取り扱うコンテンツの種類に合った方法を選択することが重要です。

ここでは、デジタルコンテンツの販売方法について、なるべく汎用的でおすすめできる方法に絞ってご紹介します。

ASPカートの活用

デジタルコンテンツ販売を手軽で低コストに行いたい場合は、ASPカートを利用することがおすすめです。

ASP(Application Service Provider・アプリケーションサービスプロバイダ)とは、インターネット上でソフトウェアを提供する事業者のことです。ASPカートとは、ネットショップ機能を提供するASPのことで、クラウド上で販売の仕組みを持ったECサイトを手軽に作れることが特徴です。

近年ではデジタルコンテンツ販売がトレンドとなっていることから、ネットショップ機能に加えてデジタルコンテンツ販売機能を有したASPカートもいくつか登場しています。

以下で、デジタルコンテンツ販売におすすめのASPカートと、その特徴についてご紹介します。

BASE

BASEは、誰でも簡単にネットショップを開設できることから人気を集めているASPカートです。基本機能に加えて設定や新しい機能を追加できるAppsというサービスもあり、これをインストールすることでさまざまな拡張機能を付加できることも人気の理由の一つです。デジタルコンテンツ販売機能もAppsにより追加することができます。

BASEのデジタルコンテンツ販売機能では、テキスト・画像・音楽・動画・電子書籍に使用する基本的なファイル形式を幅広くサポートしており、Zipファイルに圧縮して販売することも可能です。

直感的な操作でデジタルコンテンツ販売を手軽に始めることができるため、これから始める初心者の方におすすめのASPカートとなります。

BASEの機能・特徴について以下にまとめてみました。

取り扱い可能コンテンツ

文章(TXT・PDF)、画像(JPEG・PNG)、音楽(MP3)、動画(MOV・MPG)、圧縮ファイル(ZIP)

媒体利用料金

売上の3%

決済方法

クレジットカード

決済手数料

売上の3.6%+40円

コンテンツ容量

1ファイル1GBまで

注意点

ファイルのアップロード、販売数量は1度に1つずつ

モバイルに対応しきれていない

STORES

STORESは、BASEと並んで人気の高いASPカートです。BASEと同じくデジタルコンテンツ販売に対応しており、簡単な操作で販売を始めることができます。

STORESの特徴としては、デジタルコンテンツに加えて代行サービスやレンタルサービスといった役務販売に対応している点や、無料販売に対応している点です。無料サンプルから有料デジタルコンテンツ販売へとつなげることも可能です。

BASEよりも対応するファイル形式が多く、デジタルコンテンツ販売に対する自由度が高いため、販売方法にこだわりがある方は、STORESを検討してみることをおすすめします。

STORESの機能・特徴について以下にまとめてみました。

取り扱い可能コンテンツ

文章(PDF・HTML・CSS・TXT)、画像(JPEG・PNG・GIF)、音楽(MP3・X-AIFF・X-MIDI・WAV・)、動画(MPEG・QUICKTIME・X-MSVIDEO・X-MS-WMV・X-MS-ASF・X-SGO-MOVIE)、圧縮ファイル(ZIP・X-ZIP・EPUB)

媒体利用料金

フリープラン:0円

スタンダードプラン:1,980円

決済方法

クレジットカード・コンビニ決済・PayPal決済・楽天ペイ

決済手数料

フリープラン:5%

スタンダードプラン:3.6%

コンテンツ容量

1ファイル1GBまで

注意点

スマホは画像・電子書籍のみ対応

note

有料情報(有料記事)の販売でシェアを拡大しているnoteは、販売者数・利用者数が多く使いやすいため、初心者の方がデジタルコンテンツ販売を行うのにおすすめです。noteでは、文章・音楽・写真・動画を取り扱うことができるため、主にノウハウ販売を始めたい方に適しています。

noteのASPカートとしての機能・特徴を以下にまとめました。

取り扱い可能コンテンツ

文章、写真、音楽、動画

媒体利用料金

有料記事・有料マガジン・サポート・サークル:10%

定期購読マガジン:20%

決済方法

クレジットカード・Vプリカ・キャリア決済

決済手数料

クレジットカード:売上の5%・キャリア決済:売上の15%

 

振込手数料

270円

コンテンツ容量

1ファイル50MBまで

注意点

1ファイルの容量が小さめであるため、大容量コンテンツには不向き

また、ASPカートについて詳しく知りたい方は、以下の記事でも詳しく解説しているため、ぜひご参考下さい。
「ASPカート」とは?メリットや自社に合うカートの選び方を解説!

クラウドEC

クラウドECとは、クラウド上でECサイト構築・運営・管理に必要な機能をすべて提供するシステム・サービスのことです。ASPカートと似ていますが、クラウドECはASPカートよりも高い機能性・カスタマイズ性・拡張性を持っていることが特徴ですとは、クラウド上でECサイト構築・運営・管理に必要な機能をすべて提供するシステム・サービスのことです。ASPカートと似ていますが、クラウドECはASPカートよりも高い機能性・カスタマイズ性・拡張性を持っていることが特徴です。

ASPカートよりも自由度が高く高度なデジタルコンテンツ販売を実現できますが、その分導入コスト・ランニングコストは割高となります。

サブスクリプション型の大規模販売サイトを構築したい場合や、ASPカートの範疇を超えた販売サイトを構築したい場合、こだわりのサイトを自由に構築したい場合は、クラウドECを検討することがおすすめです。

クラウドECでのECサイト構築についてはこちらの記事でも詳しく解説しているため、ぜひご参考下さい。
クラウドECでサイトを構築する5つのメリットとは?選び方までご紹介

ECパッケージ

ECパッケージとは、完成度の高いECサイト構築システムをパッケージ化して提供しているサービスのことです。ECサイト構築に必要な機能が充実しており、拡張性・カスタマイズ性にも優れていることが特徴です。

自社サーバーにECパッケージをインストールすることで、ゼロからECサイト・システムを構築するよりも、コストを抑えて効率よくスピーディーにECサイトを開設することができます。

導入コスト・ランニングコストは高額ですが、環境構築を含めて非常に自由度が高いため、本格的なECサイトや大規模ECサイトの構築に適した方法となりますンニングコストは高額ですが、環境構築を含めて非常に自由度が高いため、本格的なECサイトや大規模ECサイトの構築に適した方法となります。

高度なセキュリティや不正利用制限・ダウンロード制御・視聴制御が求められるサブスクリプション形式でのデジタルコンテンツ販売・提供などには、ECパッケージの活用が必要となるでしょう。

ECパッケージについては、こちらの記事でも詳しく解説しているほか、おすすめのECパッケージも比較してご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ECパッケージ徹底比較

ECパッケージ「SI Web Shopping」

ECパッケージでECサイト・デジタルコンテンツ販売サイトの構築をお考えの方は、弊社の製品「SI Web Shopping」がおすすめです。SI Web Shoppingの機能・特徴について以下にご紹介します。

  • 1,100以上のECサイト構築実績をベースに開発された安定性・堅牢性・信頼性に優れたパッケージ
  • カスタマイズ性・開発生産性に優れており、理想的なECサイトを実現できる
  • マーケティングツールとの連携機能を標準搭載しており、高度なマーケティングが可能
  • 大規模EC案件に採用されて成功を収めてきた実績が多数
  • 業種・業態を問わない汎用性の高さであらゆるニーズに対応できる

大規模なECサイトを構築して長期的に運営するためには、ベースとなるECパッケージの選定が命運を分けます。不要なリスク・トラブルに悩まされず着実にECビジネスを軌道に乗せたい方は、ぜひ弊社の「SI Web Shopping」をご検討下さいイトを構築して長期的に運営するためには、ベースとなるECパッケージの選定が命運を分けます。不要なリスク・トラブルに悩まされず着実にECビジネスを軌道に乗せたい方は、ぜひ弊社の「SI Web Shopping」をご検討下さい。

まとめ

当記事では、物販系ECと並んで今注目を集めているデジタルコンテンツ販売についてご紹介してきました。

デジタルコンテンツの販売方法には複数の種類がありますが、近年では比較的簡単に販売の仕組みを構築できるASPカートも登場しており、企業だけでなく初心者の方や個人事業主の方も気軽にデジタルコンテンツ販売を行なうことができる時代となりました。

ASPカートの機能では不十分な場合や、本格的なデジタルコンテンツ販売を行いたい場合は、ECパッケージやクラウドECを検討してみることもおすすめです。

弊社では、物販系EC・デジタルコンテンツ販売サイトを構築した実績が豊富にありますので、ECサイト構築にお悩みの方はお気軽にご相談下さい。また、弊社では、ECビジネスの基礎やECサイト構築を学べるお役立ち資料も公開していますので、ECに興味のある方はぜひご活用下さい。

CTA

RECENT POST「EC市場・トレンド」の最新記事


EC市場・トレンド

ECサイトを取り巻く動画広告・ライブコマース事情

EC市場・トレンド

ネットショップ、ネット販売に求められる役割の歴史

EC市場・トレンド

ECサイトの5つのプラットフォームを徹底比較!自社に合う構築方法は?

EC市場・トレンド

販売チャネルとは?種類や戦略構築のステップ、ポイントまで解説!

「デジタルコンテンツ」を販売するには?各販売方法を徹底解説!