ECサイトの開発方法や手順をイチから解説!

 2021.05.26  株式会社システムインテグレータ

昨今、実店舗だけではなくネット販売に力を注ぐ企業や店舗が増えてきました。ネット販売では楽天やAmazonといったモールに出展するほか、自社ECサイトがよく活用されます。しかし自社ECサイトは、「開発するまで難しい」というイメージを持たれるかもしれません。

しかしながら、最近では30分程度で構築できる無料のシステムから、本格的なシステムまで、ECサイトを開発する手段は数多く存在します。そして、その中から最適な方法を選択し、ECサイトの開発していく必要があるのです。

この記事では、ECサイトの開発について開発方法や開発手順などをご説明します。ECサイト開発に有効なシステムもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 

ECサイト構築基本ガイド

ECサイトの開発について

Young female businesswoman in the office-2

ECサイトの開発方法はいくつかありますが、最初に検討すべきことは自社開発にするか外注するかです。以下では、自社開発と開発会社への外注についてメリット、デメリットをご説明します。

自社開発

自社開発のメリットとデメリットは、以下のとおりです。 

メリット

自社開発は予算とスキルを持ったエンジニアやデザイナーなどのリソースが解決できれば、自社の理想を実現できるサイト構築ができます。デザインや機能を自社の希望通りに、素早く柔軟に進めることができます。特にWebに知識をもつ人材が幅広く存在するならば、外注よりもスムーズにECサイトの構築ができるでしょうとスキルを持ったエンジニアやデザイナーなどのリソースが解決できれば、自社の理想を実現できるサイト構築ができます。デザインや機能を自社の希望通りに、素早く柔軟に進めることができます。特にWebに知識をもつ人材が幅広く存在するならば、外注よりもスムーズにECサイトの構築ができるでしょう。

運用においても自由度が高いため、自社のビジネス戦略に基づいたマーケティング施策を素早く自社ECサイトに反映させることができます。売り方だけでなく、見せ方にも細かくこだわることができるので、細かなブランディングにも適しています。 

デメリット

自社開発でECサイトを構築しようとすると、システムの要件定義から構築、その後の運用まで全て自社で対応することになるので、結果として業務負担が大きくなります。ECサイトの構築に関係する人材がほかの業務も兼務しているのであれば、通常業務へ支障がでる可能性も考えられます。その結果、商品開発やプロモーションに影響がでてしまうと、自社にとって悪影響になるでしょうサイトを構築しようとすると、システムの要件定義から構築、その後の運用まで全て自社で対応することになるので、結果として業務負担が大きくなります。ECサイトの構築に関係する人材がほかの業務も兼務しているのであれば、通常業務へ支障がでる可能性も考えられます。その結果、商品開発やプロモーションに影響がでてしまうと、自社にとって悪影響になるでしょう。

また、専門知識をもつ人材がいないからといって簡単に構築できるツールを使うと、デザインや他システムとの連携などのカスタマイズに制限がある場合が多く、ECサイトのクオリティも低くなりがちです。結果的にECサイトを構築しても売上に貢献できないなどの懸念点もでてきます。 

開発会社へ依頼する

開発会社に外注するメリットやデメリットは、以下のとおりです。 

メリット 

また、開発会社は専門的な知識やスキル、ノウハウを有しているため、ハイクオリティなECサイトを構築することが可能です。事前のヒアリングを密に行って、開発してもらうと理想のECサイトの構築ができるでしょう。

そうした専門的な人的リソースを豊富に抱えていることも開発会社のメリットです。仮に自社にそうした知識をもったエンジニアがいたとしても、1人では開発が完了するまでかなりの時間が必要となります。

高い専門性のある人がいること、またそういった人をたくさん抱えていることが開発会社の特徴で、結果ハイクオリティなものを素早く構築することができるというメリットにつながっているのです。 

デメリット

外注することで、当然ながら費用がかかります。自社開発は人件費やそのほかの費用で済みますが、外注するとそれ以上のコストになる可能性があります。予算が限られている場合は、必ずしも自社が理想とするECサイトにならない場合も考えられます。

また、開発だけを外注するのではなく、その後の運用も依頼するならば継続的なコストが発生します。外注するときは自社の予算との兼ね合いを慎重に検討することが大事です。

なお、開発会社の選び方については、下記の記事で詳しく説明しています。ぜひ参考にしてください。

失敗を回避するには「ECサイト構築会社」の選び方が重要?

ECサイトの制作は外注すべき?制作会社の選び方のポイントまで解説

小売業のためのスマホアプリ活用ガイド
レコメンド活用のポイント

ECサイトの開発方法

Website designer working digital tablet and computer laptop with smart phone and graphics design diagram on wooden desk as concept-1

ここからは、ECサイトの開発方法として5つの手法をご説明します。

構築方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
ECサイトの5つのプラットフォームを徹底比較!自社に合う構築方法は?

ASP

ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダの英語表示から頭文字をとった略称です。Webアプリケーションを提供しているソフトウェアやサービスを意味します。また、それを提供する事業者も示します。

ASPではサービス提供事業者のサーバーを活用して、ネットワーク上でアプリケーションからECサイトを構築します。構築も素早くできて簡単に自社のECサイトが構築できる点がメリットです。

また、カード決済など根幹部分を提供会社が用意したものを使うことで、初期費用を抑えることができます。導入後は、月額料金が発生しますが、比較的少額の費用で運用できる点も魅力でしょう。中には無料のASPも存在しており、簡易的なつくりからITリテラシーに自信がない場合でも、十分に運用が可能となっています。

一方、ASPを活用したECサイトの構築は、カスタマイズ性が乏しい点があります。外部システムとの連携がしにくかったり、デザインに縛りがあったりします。これらのデメリットにより、業務負担が増える可能性もあるでしょう。

業務負担が増えることで人件費が発生して、自社の予算を圧縮する可能性もあります。ほかにも、カスタマイズが不可能なことでユーザーが使いやすいように構築できないこともあるでしょう。

ASP型のカートシステムについてはこちらの記事でも詳しく解説しています。
「ASPカート」とは?メリットや自社に合うカートの選び方を解説!

オープンソース

オープンソースとは、プログラムのコードが無償で提供されているものです。コードの利用や修正、配布が許可されているものであり、それを使ってECサイトの構築ができます。誰もがダウンロードできるため、カスタマイズできる点が魅力です。また、カスタマイズしたものを販売することもできます。

多くのベンダーがオープンソースを自社でカスタマイズして、自社のECパッケージとして販売や提供をしています。オープンソースのメリットは、無料でECシステムを入手できることや、自社に技術力があれば自由にカスタマイズできることでしょう。個人事業主であっても技術力さえあれば、独自のECサイトの構築が可能です。

有名なオープンソースを使えば、プラグインが豊富に用意されているため、効率的な構築が可能でしょう。

しかし、オープンソースはシステムが古くなるデメリットがあります。提供側も最新のモジュールを提供していますが、自社用にカスタマイズしてしまうとモジュールが適合しないことも多いです。

また、オープンソースを利用して構築したECサイトに大規模な不具合が起きても自社の責任となり、対応も自社で行うことになります。費用面に関してもオープンソースの利用は無料ですが、運用するためのサーバー代金や保守費用は自社で負担します。

場合によって、後述するECパッケージと同等、もしくはそれ以上の費用になる可能性もあります。ほかにも、開発に関係した社員が退職してしまうとブラックボックス化してしまうなどの注意点も覚えておきたいところです。

以上を踏まえて、オープンソースが向いているのは「自社に一定の技術力があり費用を抑えたい企業(個人)」となります。

クラウドEC

クラウドECとは、クラウド上にあるプラットフォームを利用してECサイトを構築する方法です。クラウド上のECシステムは、常に最新にアップデートされるため、システムが古くならないことが強みです。ここまでならば、前述したASPと変わりませんが、クラウドECは独自にカスタマイズできる点で異なります。

クラウドECは共通ロジックがあり、その上に利用企業ごとのカスタマイズ領域が存在します。そのため、仮にセキュリティ水準の高い会社がクラウドECを利用すると、同じプラットフォームを利用している他社にもセキュリティ水準が上がるなど、恩恵を受けることが可能です。

しかしながら、クラウドECの大きなデメリットはオンプレミス必須な場合、導入できないことです。プログラムコードの開示もなされていないため、導入側にしてみるとブラックボックスといえます。

費用面でのデメリットではECパッケージと同様のコストがかかります。クラウドECは「中規模や大規模向け」のプラットフォームであるため「年商1億円以上の企業」がメインです。

とはいえ、フルスクラッチと同様のカスタマイズ性があるため、「年商30億~100億円規模」の店舗も導入することが増えてきました。

クラウドECについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
クラウドECでサイトを構築する5つのメリットとは?選び方までご紹介

ECパッケージ

ECパッケージとは、ECサイトの構築のために販売されているパッケージソフトを購入して開発する方法です。ベンダーがECシステムを開発して、企業へ導入するときは導入企業向けにカスタマイズして販売することが主流になっています。

ECパッケージはカスタマイズやシステム連携が前提になっているため、自社の基幹システムや在庫管理、物流システムとの連携ができます。しかし、カスタマイズが前提であるECパッケージであってもカスタマイズなしでECサイトの構築も可能です。

これはECサイトで成功するかどうか不透明な場合はデフォルトの状態で活用して、収益が見込めるようになってから、システム連携やカスタマイズを行うスタンスとなります。よって、初期費用を抑えたECサイトの開発ができるわけです。

ECパッケージは導入後にカスタマイズが発生しても、独自に開発できるためシステムを入れ替える必要もありません。

しかし、ECパッケージはシステムが古くなるデメリットがあります。5年も経過してしまえば陳腐化してしまい、システムのアップデートやリニューアルが必要です。

リニューアルせずに活用するとセキュリティ面が弱くなり、最悪の場合は法令に対応できず、ECサイトの閉鎖や売上げの大幅な減少も考えられます。このような観点からもECパッケージからクラウドECへ移行する企業も増えています。

なお、ECパッケージはクラウドECと同様で、「中規模や大規模のECサイトを展開する場合」に向いています。ECパッケージについては以下の記事でも解説していますので、あわせてご覧ください。
ecパッケージ徹底比較

フルスクラッチ

フルスクラッチとはすべて自社でシステムを開発することです。前述したようなパッケージやシステム、サービスを活用せずにECサイトを構築していきます。フルスクラッチの場合、縛りや制限がまったくないため自社の理想通りのECサイトが出来上がります。

システム連携、カスタマイズもすべて自由にできるわけです。また、フルスクラッチであれば、自社ですべてを構築しているため不具合が生じてもスムーズな対応ができます。マーケティング部門にしっかりとしたノウハウがあれば、飛躍的に売上を伸ばすことも可能です。

しかし、フルスクラッチもシステムが古くなることが大きなデメリットです。やはり、5年程度でリニューアルする必要があります。開発や運用においてもサーバーの用意から大きな費用がかかります。ECサイトを開発する手段としては最も費用がかかると考えてもいいでしょう。

それだけの費用を投じても、今ではクラウドECやECパッケージで同様のECサイトの構築ができるため、あえてフルスクラッチを選ぶメリットがなくなっています。たとえば、「ユニクロやZOZOTOWNのような大企業」ならば、システム停止が致命的になるため、自社ですべてを把握できるフルスクラッチを選ぶことがあります。

スクラッチ開発についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
そのスクラッチ開発、本当に必要?ECサイト構築前の重要確認事項

しかし、それ以外の中規模・大規模なECサイトであれば、ECパッケージやクラウドECが現実的でしょう。

ここまでECサイトの開発方法をご紹介しました。以下の記事にも構築方法をとり上げていますので、ご覧ください。
【ECサイトの構築方法】初心者でもわかるように全方法を徹底解説!

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ECサイトの開発手順

hand drawing graph chart and business strategy as concept

ここからは、ECサイトの開発手順をご説明します。以下の4つの手順で開発を進めてみてください。 

ECサイトの事業計画・コンセプトを決める

まずはECサイトのイメージを決めます。どのようなECサイトにしたいのか、コンセプトや事業計画、機能、デザイン、予算などを具体的に決めてみてください。中でも、コンセプトと事業計画から決めていきましょう。事業計画を踏まえたコンセプトが具体的になっていないと、仮に複数の事業者から提案を受けた場合にどれが自社に適しているか判断できない場合があります。

コンセプトや事業計画から必要な機能を洗いだしてECサイトを設計していきます。トップページのデザイン、検索ページ、商品ページ、カートページ、会員機能などを検討してください。

必要な機能を洗いださないと、後に追加が困難な状態になるでしょう。より明確な事業契約やコンセプトが必要になります。 

開発方法を決める

事業計画やコンセプトが決まったら、開発方法を検討します。

前項でECサイトの構築方法をご説明しましたが、自社に最適な開発手段を選びましょう。開発方法を選ぶときは、コストや機能の充実度、セキュリティ、サポート体制などに注目して選んでください。 

開発して商品登録

ECサイトを構築したら商品登録を行います。具体的には商品の名称や価格、画像、説明文、在庫数を登録していきます。

その中で重要なものは画像と説明文です。画像はさまざまな角度から撮影したものを登録してください。

それにより、ユーザーが実際の商品をイメージしやすくなります。それから正確な情報とわかりやすさを意識した説明文も大事になります。製品によっては法令関係にも気をつけて正しい情報と専門用語を使わないわかりやすさを追求しましょう。 

テスト

ここまでの工程が完了したら、オープン前テストを行います。デザイン、コーディング、フォーム回り、SEO、導入タグなど、さまざまな部分に不具合がないかを確認してください。問題なければ無事にECサイトのオープンとなります。 

ECパッケージでの開発なら「SI Web Shopping」

ここでは、弊社が提供するECパッケージ「SI Web Shopping」をご紹介します。

SI Web Shoppingは日本初のECソリューションとして1996年に誕生したECパッケージです。これまで、1100サイトでご活用いただいております。SI Web Shoppingは高いカスタマイズ性が特徴で、オムニチャネル化の実現に欠かせない顧客基盤や商品・在庫情報、各種ツールとの連携が可能です。

また、月間数千万PV、数百万点の商品数、数十万人の顧客数など大規模ECサイトにも対応できます。より柔軟な体制で運用やメンテナンス、追加開発も可能です。

これからECサイトの開発を検討しているならば、ぜひSI Web Shoppingをご検討ください。 

まとめ

インターネットの成長とスマートフォンの普及により、消費者のECサイト活用はこれからも高まっていくでしょう。ECサイトの構築は企業価値を上げるために非常な有効な手段といえます。

ECサイト開発する場合、商材やECサイトの規模、どれくらい自由度を求めるかなど、さまざまなポイントを踏まえて開発方法を選択しなければいけません。

弊社では、ECサイト構築パッケージの選定ポイントをまとめた資料なども公開中です。ECサイト構築にお悩みの方は、ぜひご活用くださいCサイト構築パッケージの選定ポイントをまとめた資料なども公開中です。ECサイト構築にお悩みの方は、ぜひご活用ください。

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