SEKEY レビューは、PDF 化された図面の検図に特化したレビューツールです。大判図面を見渡すためのビューア、旧版と新版の図面比較、紙と同じ感覚で赤入れできる注釈機能、そして複数人の指摘を集約し、対応状況と承認までを管理するワークフローを、ひとつの製品として提供します。
あわせて、図面上で下されたすべての判断、「いつ、誰の、どの指摘を受けて、なぜ変えたのか」を構造化されたデータとして蓄積します。「なぜこの図面がこう変わったのか」という設計の意図が、AI が活用できる形で残ります。
本サービスはオンプレミス型で提供となり、図面データも、検図で蓄積された指摘やノウハウも、すべてお客様の社内環境に保持されます。
検図は、図面を見比べ、指摘を書き、集まった指摘に対応し、承認するという一連の流れで進みます。SEKEY レビューは、この流れの全体をひとつの製品で扱います。図面の位置を合わせ直したり、対応が済んだかを目視で追ったりする手間がなくなり、設計者は判断そのものに時間を使えます。指摘は記録した時点で構造化されるため、検図を終えたときには変更の理由がそのまま検索できる記録として残り、後から経緯を人づてに確かめずに済みます。
大判の図面を小さな画面で拡大・縮小しながら確認し、旧版と見比べるときは位置と倍率を手で合わせる。前の版でどのような指摘が出ていたかは、別に探して突き合わせる
大判図面を見渡しながら細部を確認でき、二つの図面を同じ位置・同じ倍率で見比べられる。旧版に付いた指摘と対応状況も同じ画面で追える
図面に書き込んだ内容は残るが、どの部分への、どのような指摘なのかは後から読み取りにくい
書き込むと同時に、対象範囲・カテゴリ・判定・理由が記録される
複数人の指摘を集約し、対応が済んだかどうかを目視で追う
ひとつの一覧に集約され、未確認/確認済みのステータスで追える
進行状況が見えにくく、差し戻しの理由は個別に確認する
多段承認の進行状況をタイムラインで確認でき、差し戻しの理由も残る
「なぜそう設計したか」は、個人の記憶や図面上の赤字にとどまる
「いつ・誰が・何を指摘し、なぜ変えたのか」が構造化され、次の設計で使える形で残る
旧版と新版を左右に並べて表示します。ズーム・スクロール・ページ送りが連動し、二つの図面を同じ位置・同じ倍率で見比べられます。あわせて、それぞれの版に付いた指摘を、対応状況とともに同じ画面で確認できます。どの版のどの箇所に、どのような指摘が出ていたのかを、画面を切り替えずに追えます。
複数ページの PDF と画像に対応。ズーム機能に加え、幅・高さに合わせた表示切替、ドラッグによる画面移動、指摘箇所のサムネイル一覧を備えます。
図面上に直接フリーハンドで書き込めます。紙に赤ペンで書き込むのと同じ感覚で、その場でスケッチを描けます。
図面上をドラッグして範囲を選び、カテゴリ・判定(OK/要修正/保留)・理由とあわせて指摘を登録します。書き込みを後から解釈するのではなく、指摘を記録する時点で構造化するという考え方です。複数人が入れた指摘はひとつの一覧に集約され、未確認/確認済みのステータスで管理できます。
検図後の多段承認に対応します。承認ステップの進行状況をタイムラインで可視化し、差し戻しとその理由の確認、修正版の再提出までを管理します。
図面は顧客、製番、案件の単位で整理して管理します。図番・図面名・ステータスなどで全案件を横断して検索でき、出図後の問い合わせも図面上の位置と紐づけて記録・回答できます。
入力された指摘は、カテゴリ・判定・理由・対象範囲・作成者を伴う構造化データとして蓄積されます。
※本製品の一部の技術について特許出願中です。
※掲載の画面は開発中のものであり、実際の製品とは異なる場合があります。
オンプレミスでの提供です。お客様の Windows Server に導入いただく形となり、図面データも、検図で蓄積された指摘やノウハウも、すべてお客様の社内環境に保持されます。
設計途中の図面は、企業にとって特に機密性の高い情報です。SEKEY レビューは、「図面を社外に置きたくない」という要件を持つお客様にそのままご利用いただけるよう、オンプレミスでの提供を選択しています。蓄積された設計ノウハウについても同様に、社外に出ることなく、社内の資産として積み上がっていきます。
月額12,500円(税抜)から
月額 12,500 円(税抜)からご利用いただけます。この価格で 5 名までのレビュアーがご利用でき、1 レビュアーあたり月額 2,500 円となります。
料金は、指摘・赤入れ・判定・承認を行うレビュアーの人数で決まります。検図を依頼する方、図面を閲覧する方は、人数の制限なく無償でご利用いただけます。レビュアーの人数に応じた料金体系をご用意しており、規模が大きくなるほど 1 レビュアーあたりの料金は低くなります。詳しくはお問い合わせください。
サーバー:Windows Server 2019 以降(推奨:Windows Server 2025)
クライアント:Windows 11(専用クライアント)または Web ブラウザ
紙の上で自然に行われていた所作を、デジタル上でも同じ滑らかさで行えることを設計の基準としました。
検図は、設計者が日々繰り返す作業です。機能がどれだけ揃っていても、操作が煩わしければ現場では使われません。SEKEY レビューは、UI/UX デザインを専門とする株式会社グッドパッチとともに設計しました。
当社が設計者の方々に対して実施したインタビューと調査を起点に、画面の構成と操作の流れを組み立てています。
株式会社グッドパッチ
Market Design Div. 高橋俊太郎 氏
「UX デザインを手がける会社として、検図という専門性の高い領域の課題解決に取り組むプロダクトに、プロジェクトの特性に合わせた体制で参画できたことを、大変うれしく思っています。
毎日使われる業務ツールは、デザインが成果に直結する領域です。とりわけ検図のように熟練した技能を伴う仕事では、単に画面をわかりやすくするだけでは足りず、経験を積んだ方の速さと判断を妨げないことが求められます。今回は、システムインテグレータ社が実施した豊富なユーザーインタビューや調査を共有いただき、プロダクトマネージャー、エンジニア、UI デザイナーで最適なチームを組んで、設計者の方々が図面のどこを見て、どこに負担を感じているのかを理解するところから始めました。そのうえで、業務のプロセスを日々の使用に耐える操作へと落とし込むという、私たちが様々な業界のプロジェクトで培ってきた知見を SEKEY レビューに反映しています。
多くの設計者の方に使っていただき、現場の課題解決につながることを期待しています。」
グッドパッチは、「デザインの力を証明する」をミッションに、「ハートを揺さぶるデザインで世界を前進させる」をビジョンに掲げるデザインカンパニーです。2011年9月に設立し、2020年6月には日本のデザイン会社として初の東証マザーズ(現グロース)上場。
さまざまな企業に伴走し、企業変革支援、UI/UX デザイン、ビジネスモデルデザイン、ブランド体験デザイン、組織デザインなどを行う「デザインパートナー事業」と、デザイン人材特化型キャリア支援サービスやオンラインホワイトボード、SaaS 型 AI デザインツールなどを提供する「デザインプラットフォーム事業」を展開。顧客体験を起点にした課題解決と「デザイン×AI」による価値創造に取り組んでいます。
設計の現場では、ペーパーレス化に伴って図面の PDF 化が広がっています。当社が 2026年6月に実施した調査では、検図を主に紙に印刷して行っている設計従事者は 22.2% にとどまり、約 7 割がすでにデジタル上で検図しています。なかでも最も多いのが、PDF に直接注釈を書き込む方法でした。
一方で、その多くは検図のために作られたツールを使っているわけではありません。図面比較・専用検図ソフトを主に使っている方は 12.9% にとどまり、実際に使われているのは汎用の PDF 編集ソフトです。汎用ツールは注釈やコメントを書くことはできても、二つの図面を同じ位置・同じ倍率で並べて見比べる、指摘への対応が済んだかどうかを追う、といった検図特有の作業までは想定されていません。その結果、デジタル化したはずが紙より不便になる、という状況が生まれています。紙からデジタルでの検図を試したうえで紙に戻した方は、その理由として「指摘が書きづらい」「大きな図面が画面上では小さく表示され、視認性が悪い」を挙げています。実際、PDF に直接注釈を書き込んで検図している方のうち 64.5% が、指摘の見落としや手戻りが「よくある」「時々ある」と回答しており、紙で検図している方(51.6%)を上回りました。
24インチ未満の画面で検図
約2/3
PC とマウスで検図
53.2%
見落とし・手戻りが「よくある」「時々ある」
64.5%
25.0%
検図業務の困りごとのうち、「版(リビジョン)違いの比較」に困っている(「困っている」「非常に困っている」の合計)は 25.0%(107名/n=428)
そしてもうひとつ、紙からデジタルへ移行しても手つかずのまま残された課題があります。「なぜこの図面がこう変わったのか」という設計の意図が残らないことです。
当社は 2025年より検図AI「KENZ」を提供してまいりました。お客様との対話を重ねる中で繰り返し伺ってきたのが、図面そのものは探せても、その図面に至った判断の経緯までは辿れない、という声です。
検図での判断は、図面に書き込まれた赤字という形で確かに存在しています。しかし、それを後から資産として使おうとすると、二重の壁に突き当たります。ひとつは、手書きの文字が必ずしも読み取れるとは限らないこと。もうひとつは、仮に文字が読み取れたとしても、それがどの図面の、どの投影図の、どの部分に対する、どのような種類の指摘なのかまでは、書き込みそのものからは分からないことです。紙を PDF に置き換えただけでは、この状態は変わりませんでした。
SEKEY レビューは、この二つを同時に解消するために開発されました。
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