これからのPM/PLが使うべきフレームワークとは?

プロジェクトマネジメントDAY PROJECT MANAGEMENT DAY 2022

「プロジェクトマネジメント」の祭典
毎年1,000名以上のお申込みをいただく『プロジェクトマネジメントDAY』
今回で、7回目となります。
今年のテーマは「これからのPM/PLが使うべきフレームワークとは?」です。
企業は競争があるたびに対応して、市場競争力を確保してきました。
たまたま今、目新しいITが出てきたので、それを生かして市場競争力を確保したいがDXの本質です。
しかし、いろいろな調査レポートを見てみても、デジタルイノベーションやアジャイルシフトなど、
世界から見ると日本は遅れをとっているようです。
グローバルでの市場競争力が落ちている中、どうリカバリーしていくのか?
グローバルの中で戦うには、実証性のあるマネジメントフレームワークが有効です。
「具体的に何をどうしたらよいのか?」「どの時期に何を実現するのか?」
ユーザー企業が自ら変革し、再び市場競争力を確保するために!
この変革時代に必要な考え方・フレームワーク・テクニックを、各分野の有識者が解説していきます。

SPEAKERS

プロジェクトを成功に導く手法を確立してきた各業界の第一人者達

Session01 10:05-11:15

見上げるか、見下ろすか ~プロジェクトとプログラムの視線〜

登壇者

神庭 弘年 氏

デジタル・トランスフォーメーションへの対応は、全産業にわたって避けることが出来ません。
しかしデジタル対応が目的では、それほど成果は上がりません。なぜならデジタル対応は手段でしかないからです。企業が、変わりゆく市場・社会環境の中で、競争力を確保し生き残るには、トランスフォーメーションといわれる改革を通じて、変身していくことが必要です。このことは市場競争への対応が遅れれば淘汰されてしまう、今までと同じ事です。しかし今起っているデジタル技術の進歩とインパクトは、今までとは一線を画しています。破壊的なイノベーションへの対応を前にして、私達は、どのような視点からこの変革に取り組んで行けばよいのでしょう。
本日はプログラムマネジメントとプロジェクトの関係を再確認し、変革に向けてどんな能力が必要となるかを考えてみたいと思います。

神庭 弘年 氏(神庭PM研究所 所長)

日本IBM入社後、製造、金融、保険、流通など多数の業種におよぶプロジェクトに参画し、SI契約下のプロジェクト・マネジャーを担当する。2011年 神庭PM研究所設立。IBM認定 Senior Executive Project Manager (当時)。元PMI日本支部理事長。元PMI NorthEast Asia Region Mentor(PMI 北東アジア各支部の活動支援)。PMI日本支部アドバイザー(現在)。

Session02 11:25-12:25

ベネフィット実現マネジメントでPoCの成果をビジネスの成功に結びつける

デジタル価値創出プロジェクト実践

登壇者

中谷 英雄 氏

PoC(概念実証)の成果をいかにしてビジネスの成功、社会のインパクトに結びつけるか。その解決に向けては、バリュー(価値)の源泉となるベネフィットを可視化して、その結果をステークホルダーと共有して意思決定を行い、その後の価値の変化をマネジメントしていくことが不可欠です。本セミナーでは、デジタル価値創出プロジェクトにおいて、ベネフィットをステークホルダーとどう共していくべきか、具体的な進め方をご紹介します。

中谷 英雄 氏(株式会社ピーエム・アラインメント 取締役

日本ユニシス(株)にて、エアライン座席予約システムなどの開発経験7年。三井住友信託銀行にて、大規模プロジェクトのマネージャとして指揮・監督を行う。銀行の合併対応プログラムのPMO責任者として寄与。ピーエム・アラインメントにて、企業向けにPMコンサルティング・サービスを行う。現在、デザイン戦略、デザインとイノベーションに関わる諸テーマを中心に、コンサルティング活動、教育活動を展開している。

Session03 13:10-13:45

「ガントチャートはアジャイルに使えない」を考察する

登壇者

西田 信孝

アジャイル開発の現場では、ガントチャートは必要ないと言われていますが、アジャイルに価値を提供し続けるには、複数のチームで複数のプロジェクトを同時進行することになります。
このような状況にあって、ガントチャートは不要とは言い切れないでしょう。複数プロジェクトの進行管理に役立つツールとして、ロードマップ、マイルストーン、ガントチャートを紹介し、ガントチャートはアジャイルに使えないのかを考察します。

西田 信孝(株式会社システムインテグレータ Object Browser事業部 開発部 スペシャリスト)

ERPパッケージのプロジェクト会計モジュールを担当したことがきっかけで、プロジェクト管理システムに携わるようになる。2012年4月より株式会社システムインテグレータに所属。『OBPM Neo』の前身『OBPM (SI Object Browser PM)』の初期開発から参画。ここ数年は『OBPM』『OBPM Neo』の導入コンサルタントとして従事。PMP、Professional Scrum Master保有。

Session04 13:45-14:20

テスト専門会社が教える!
上手いPM/PLに共通する品質マネジメントの考え方

登壇者

石原 一宏 氏

グローバル化する競争のなか、ソフトウェア開発においては、ますます、限られたリソースで、ベネフィットを最大化する開発が求められてきています。多年に渡りテスト専門会社として年間2,600プロジェクト以上の開発に関わる中で、「成功するプロジェクト」には共通した考え方、戦略、戦術が存在することがわかってきました。本セミナーでは、限られたリソースの中で、付加価値を最大化し、手戻りを減らす効率的な品質マネジメント戦略の考え方を、テストの立場から、事例を交えて考察します。

石原 一宏 氏
(バルテス株式会社 テスト・アライアンス事業部 事業部長 兼 バルテス・モバイルテクノロジー株式会社 取締役)

年間2,000名を超える開発エンジニアにテスト・品質を教えるセミナー講師。 ソフトウェアテスト・品質技術の研究開発、社内/社外の技術研修やセミナーの講師、コンサルティングなどを担当する。 著書に『いちばんやさしいソフトウェアテストの本』、『ソフトウェアテストの教科書』。 PMI認定プロジェクト・マネジメント・プロフェッショナル(PMP)。 JSTQB認定Advanced Level テストマネージャ。

Session05 14:35-15:10

なぜ今、「原理・原則」なのか

PMBOK®ガイド第7版から見るこれからのシステム開発現場に必要な考え方

登壇者

奥田 智洋 氏

プロジェクトはやったことのないことを限られた期間内でやりきることです。
これまでは、PMBOK®ガイド第6版までのように知識エリアやプロセスなど、どのようなことをすればプロジェクトが進められるのか、いわゆる「HOW」のノウハウが提供されてきました。
しかしながら、デジタル・トランスフォーメーションの時代には、単純に「HOW」を実行していれば成功するという保証は無く、より高い価値を創造するためには、マネジメントの原理・原則である「WHY」、そしてどのようなパフォーマンスが必要なのかといった「WHAT」が成功への重要な要素になってきています。
本日は、PMBOK®ガイド第7版の12の原理・原則に着目し、私が製造業のシステム開発プロジェクトの中で経験してきたことと照らし合わせながら、解説を進めたいと思います。

奥田 智洋 氏(株式会社アイ・ティ・イノベーション DX推進西日本グループ プロデューサー)

富士通のSEとして国内自動車メーカーの基幹システムの開発に従事。QCDの要求が高いプロジェクトでのマネジメント経験をもとに、株式会社アイ・ティ・イノベーションのプロデューサー兼シニアコンサルタントとしてプロジェクト現場支援をする傍ら、PM初心者向け書籍の執筆や社外セミナーなどの伝承活動も推進中。PMI日本支部中部ブランチ代表。

Session06 15:10-15:45

プロジェクト管理は数値管理!

登壇者

梅田 弘之

プロジェクト管理において、スクラムなどのチームマネジメントは重要だが、数値管理がどんぶり勘定では意味がない。進捗やコスト、品質などをどのように数値管理して失敗リスク低減や生産性向上につなげるか、数値管理フレームワークを使いこなしてスマートに開発しよう。

梅田 弘之(株式会社システムインテグレータ 代表取締役会長)

東芝、SCSKを経て1995年に株式会社システムインテグレータを設立し、現在、代表取締役社長。2006年東証マザーズ、2014年東証第一部上場。前職で日本最初のERP「ProActive」を作った後に独立し、日本初のECパッケージ「SI Web Shopping」や開発支援ツール「SI Object Browser」を開発・リリース。日本初のWebベースのERP「GRANDIT」をコンソーシアム方式で開発し、統合型プロジェクト管理システム「OBPM Neo」、システム開発の設計書を作成するCADツール「SI Object Browser Designer」など、独創的なアイデアの製品を次々とリリース。最近は、AIを利用したサービスに取り組んでいる。「日本のITの近代化」と「日本のITを世界に」の2つのテーマをライフワークに掲げている。

Session07 15:55-16:30

ITでない部門と一緒に伴走できるDX推進アジャイルチームを目指そう!

登壇者

前川 直也 氏

DXの取組みが増えていく中「DX推進するならアジャイルで!」という情報を目にすることも多くなりました。
とはいえ、IT部門でない方々には「アジャイルとは?」というのが現状だと思います。
ただ、DXを推進していくうえで、トランスフォーメーションを目指すビジネス改革推進側と、デジタルを活用して改革につながるシステムを作り出すIT創造側が、ボールの投げ合いになるとスピードがでません。
ビジネス+ITでワンチームを作り上げ、DX推進を加速し、改革につながるアジャイルアプローチとは何か?
具体的な推進ポイントや、活動ノウハウをお伝えします。

前川 直也 氏
(デロイトトーマツコンサルティング合同会社 シニアスペシャリストリード[アジャイル導入コンサルタント/アジャイルコーチ])

日本コンピューター・システム(現 NCS&A)にて業務システム開発を経験後、2002年にアジャイルに出会い、パナソニックにてLUMIX開発でのソフトPMとして大規模組込みアジャイル開発を実現させる。日新システムズにてアジャイルをベースにした組織改革・新規モデル構築を実践したのち、デロイトトーマツコンサルティングにて、DX推進のための非IT部門へのDX導入コンサルティングを展開中。その他、アジャイル普及のため、企業や団体、大学でのアジャイルセミナー・ワークショップも継続的に実施している。著書『わかりやすいアジャイル開発の教科書』など。ET&IoT West カンファレンス委員。

Session08 16:35-17:00

QAコーナー

ご参加いただく皆様より質問を募集し、回答いたします

パネラー

神庭 弘年氏、中谷 英雄氏、石原 一宏氏、奥田 智洋氏、前川 直也氏、梅田 弘之、西田 信孝

「プロジェクトマネジメント」に関する質問を、当日ZoomのQ&A機能で受け付けます。
また、聞いてみたい質問に「いいね」を押すと、その質問は上位に移動します。
いただいた質問を上位から順に、時間が許す限りパネラーが回答していきます。
MC:秋山 肇(株式会社システムインテグレータ Object Browser事業部 営業部長)

TIME SCHEDULE

セミナープログラム

10:00〜10:05

ご挨拶

プロジェクトマネジメントDAY キックオフ!

株式会社システムインテグレータ 事業部長 永田 耕一

10:05〜11:15

セッション1 講演

見上げるか、見下ろすか
プロジェクトとプログラムの視線

神庭PM研究所 神庭 弘年 氏

11:15〜11:25

休憩

11:25〜12:25

セッション2 講演

ベネフィット実現マネジメントでPoCの成果をビジネスの成功に結びつける
デジタル価値創出プロジェクト実践

株式会社ピーエム・アラインメント 中谷 英雄 氏

12:25〜13:10

休憩

13:10〜13:45

セッション3 講演

「ガントチャートはアジャイルに使えない」を考察する

株式会社システムインテグレータ 西田 信孝

13:45〜14:20

セッション4 講演

テスト専門会社が教える!
上手いPM/PLに共通する品質マネジメントの考え方

バルテス株式会社 石原 一宏 氏

14:20〜14:35

休憩

14:35〜15:10

セッション5 講演

なぜ今、「原理・原則」なのか
PMBOK®ガイド第7版から見るこれからのシステム開発現場に必要な考え方

株式会社アイ・ティ・イノベーション 奥田 智洋 氏

15:10〜15:45

セッション6 講演

プロジェクト管理は数値管理!

株式会社システムインテグレータ 梅田 弘之

15:45〜15:55

休憩

15:55〜16:30

セッション7 講演

ITでない部門と一緒に伴走できるDX推進アジャイルチームを目指そう!

デロイトトーマツコンサルティング合同会社 前川 直也 氏

16:35〜17:00

セッション8 QAコーナー

ご参加いただく皆様より質問を募集し、回答いたします。

パネラー:神庭 弘年氏、中谷 英雄氏、石原 一宏氏、奥田 智洋氏、前川 直也氏、梅田 弘之、西田 信孝


MC:秋山 肇(株式会社システムインテグレータ)

ENTRY

※お申し込みは終了致しました。