定番プログラミングフレームの代表例ご紹介

 2020.04.01  株式会社システムインテグレータ

プログラミングを学習する中で「フレームワーク」または「プログラミングフレーム」(以下プログラミングフレームで統一)という言葉を耳にしたことがあるでしょう。これは、「プログラミングを効率的に行うために、頻繁に使用する基本機能をまとめたツール」のを意味します。

たとえば、物語を書くにあたり分かりやすい文章を書くために「起動転結」という考え方があります。これも一種のフレームワークであり、それを概念的ではなくて、実際の機能として実装したツールがプログラミングフレームです。

これに近い存在として「ライブラリ」があります。ライブラリは、「アプリケーションにある機能を追加するために、パッケージ化された部品」のことです。アプリケーションに「画像のスライドを作りライブラリ」や、「集計したデータを自動的に分析するためのライブラリ」など、さまざまなライブラリを組み合わせて使用することで、一定の品質が保たれたアプリケーションを開発できます。

プログラミングフレームはこのライブラリをまとめて提供してくれるもの、と考えるとより分かりやすいでしょう。本稿では、プログラミング界において定番になっているプログラミングフレームをご紹介します。

根強い人気がある「Ruby on Rails」

Webアプリケーション開発系のプログラミングフレームとして、世界的にポピュラーなのが「Ruby on Rails(ルビー・オン・レイルズ)」です。Rubyというプログラミング言語を用いたプログラミングフレームであり、Rubyの開発者は日本人ということで、日本の開発者にとってもなじみ深いものです。

RubyにはMerbやSinatraといったプログラミングフレームも存在しますが、主流なのはやはりRuby on Railsです。大企業から中小企業、ベンチャー企業まで幅広い組織規模での導入実績があり、Rubyを学習し始めた人は「Ruby on Railsを先に学べ」というほど、これ1つで様々なことができます。

Webアプリケーション開発はもちろん、オンラインゲームやスマートフォンアプリの開発にも利用されており、ライブラリが豊富であることやプロトタイプ(試作品)の製作スピードが速いというのが、人気の理由です。

さらに汎用性も兼ね備えているので、プログラミングフレームを初めて使う人にとっては扱いやすいものと言えます。

Webサイト開発に欠かせない「Bootstrap(ブートストラップ)」

「Bootstrap」はTwitter社が開発した「フロントエンド向け」のプログラミングフレームであり、昨今のWebサイト開発に欠かせない存在になっています。フロントエンドとは、Webサイト等における「デザイン」や「アニメーション」、「その他の動き」などユーザーが視覚的に体感する部分を指します。その反対に、データベースなどユーザーの目に見えない部分を「バックエンド」と呼びます

CSSというプログラミング言語はWebサイトにおいて文字の装飾などを行うデザイン面を担当し、JavaScriptは簡易プログラムでWebサイトに動きを与える言語です。Bootstrapを使えばWebサイトやアプリケーションの基本的なデザインを整えるためのパーツが豊富に用意されているので、デザイン性の高いインターフェースを素早く実装できます。さらに、複雑なアニメーションや動きのあるページの作成にも、JavaScriptやJQueryを読み込むことで手軽に作ることができます。

BootstrapはCSSやJavaScriptなどを記述する際に、頻繁に用いられるプログラミングフレームワークであり、決まったルールの下でコーディングをしていくことができ、統一性に優れています。個人でCSSを記述していく場合は、その自由度を活かして独自ルールで記述していくのもよいでしょう。

Java用の汎用プログラミングフレーム「Spring(スプリング)

Javaというプログラミング言語は非常に幅広いシーンで活用されているものであり、業務ソフトウェアの開発からゲームプログラミングまで、その汎用性が活かされています。そして、数あるJavaのプログラミングフレームの中でも頻繁に使われているのが「Spring」です。

実は、JavaにはRuby on RailsやBootstrapのようにフルスタック(すべてを兼ね備えている)なプログラミングフレームが存在しないため、機能やシーンによって使用するプログラミングフレームを都度変えていなければならないという難しさがあります。対して、SpringではどのようなWebアプリケーションであっても必ずと言ってよいほど実装する機能である、データベースアクセスやトランザクション処理などが多数パッケージ化されています。そのため、Javaのプログラミングフレームの入門としては使いやすいツールでしょう。

その特徴は「DI(Dependency Injection)」と「AOP(Aspect Oriented Programming)」にあります。DIは日本語で「依存性の注入」という意味で、修正や変更などを簡易的にしてくれる機能です。従来は、修正や変更に対応するだけで膨大な時間がかかっていました。これがDIの導入により、開発がかなりスムーズになります。そしてAOPは「アスペクト施行プログラミング」という意味で、本質的な共通化可能な処理を分けて記述することで、プログラムの分かりやすさとバグなどの原因特定に寄与するものです。

Made in Googleの「AngularJS(アングラー・ジェーエス)」

Googleが手動して開発を行っているプログラミングフレームがAngularJSであり、JavaScriptに対応しています。Webアプリケーション業界では最もよく使用されているプログラミングフレームと言えます。

オープンソースなので、無料で利用することができ初心者も扱いやすく、AngularJSがあればWebアプリケーション開発に必要な機能は事足りるというほどフルスタックなプログラミングフレームになります。

AngularJSは2019年に初版がリリースされ、現在ではバージョン2.0まで存在しています。ただし、旧バージョンは幅広い導入実績と動作実績があるため、今でもAngularJSユーザーにとって根強い人気があります。

プログラミングフレームの基本メリットである、コードの省略が大幅に行えるため、大規模なWebアプリケーションの開発でも高速に行うことが可能です。その機能性からさまざまなシーンで用いられるプログラミングフレームであり、システム管理系のアプリケーションを作成する際にも力を発揮するツールです。

プログラミングと同時にプログラミングフレームにつても学ぼう!

いかがでしょうか?他にもたくさんのプログラミングフレームが存在しますが、以上4つが主なツールになります。現在プログラミングを学習しているという人は、同時にプログラミングフレームについても学んでいくと、より高度な技術を身に着けていくことができるでしょう。

また、実際のシステム開発においては、画面設計から帳票設計、バッチ設計など、基本設計や詳細設計に基づいて開発を進めていきます。

SI Object Browser Designerでは、ソフトウェア設計書(基本設計書/詳細設計書)に必要な情報をデータベースに統合管理し、串刺し検索や、納品/調査/分析向けにさまざまな形式でデータを加工して情報を提供します。この仕組みにより、設計、テスト、保守などの設計工程全体およびトータルコストを削減します。また、アプリケーションの種類を問わず設計可能なため、Webアプリケーションやスマートバイス向けのアプリケーション開発にもご利用いただけます。

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