設計書の書き方講座

設計書の様式はExcelでも問題なし テーブル取込の活用(vol.35)

  • 2018.05.14
  • 株式会社システムインテグレータ
設計書の様式はExcelでも問題なし テーブル取込の活用(vol.35)

本連載は、設計書ジェネレータ「SI Object Browser Designer(以下、OBDZ)」を使ってソフトウェアの設計書(仕様書、基本設計書、詳細設計書)を作る講座です。第28回でも紹介しましたが、最新バージョンではExcelのテーブル定義書からも取り込みできるようになりましたので、改めてテーブル取込機能を紹介します。

テーブル取込とは

OBDZではテーブル設計を行うことができますが、テーブル取込を利用するとさらに簡単に設計することができます。

テーブル取込とは、外部の設計ファイルから情報を取得し、OBDZのテーブル設計で用いる「テーブル/ビュー」を自動作成するための機能です。取込方法は、2種類を用意しています。

・データベース設計支援ツール「SI Object Browser ER(以下、OBER)」で作成したER

Excelで作成したテーブル定義書

これにより、OBERで行うデータベース設計との連携で、更なる設計の効率アップに繋がります。

さらに、Excelのテーブル定義書も取り込むことが可能となっており、既に作成しているExcelも無駄にはならず、移行の手間も削減できます。

では、テーブル取込の実際の使い方を見ていきましょう。

テーブル取込の手順(ER)

まずは取り込むためのファイルを用意しましょう。

OBERで作成したER図は、保存時に作成される「.edm」の拡張子が付いたファイルが対象になります。

次にOBDZでテーブル取込を呼び出しましょう。

ログイン直後に表示されるシステムエクスプローラの、左にあるツリーから呼び出します。
テーブルの右クリックメニューより「テーブル」をクリックします。

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テーブル取込の呼び出し

次に、取り込むファイルの種類に「OBERファイル取込(.edm)」選択し、「開く」から対象ファイルを選択します。

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対象ファイルの選択

ER図を選択すると以下のようにリストが表示されます。
あとは必要なテーブル/ビューを選択して「取込」ボタンをクリックするだけです。

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対象テーブル/ビューの選択

取り込みが完了するとテーブルオブジェクトが作成され、システムエクスプローラからも確認できるようになります。

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自動作成されたテーブル

テーブル取込の手順(Excel)

続いてExcelの取込ですが、手順はほとんど変わりません。

Excelで作成したテーブル定義書を用意したら、取込実行前の設定で、ファイルの種類を「テ―ブル定義書取込(.xlsx)」に変更するのみです。

5対象ファイルの選択

なお、Excelの取込ではフォルダ指定となるので、複数のExcelを取り込むことが可能です。
また、「レポート取込設定」ボタンからは取り込むExcelのフォーマットを決めることができます。

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レポート取込設定

 

例えばテーブルの論理名を取り込む場合、「見出部」でテーブル論理名を選択し、取り込むExcelの位置を設定します。以下の例では、Excelのテーブル論理名が「6行目」の「1桁目(A列)」にある場合の設定を示しています。

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例1.見出部の設定

また、カラムの論理名を取り込む場合は、「明細部」に指定します。

明細部を取り込む場合は、明細の開始位置も併せて指定します。

以下の例では、Excelの明細が「10行目」から開始し、カラム論理名が「3桁目(C)」にある場合の設定を示しています。

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例2.明細部の設定

 既に作成しているテーブル定義書(Excel)に沿って、設定を変更しましょう。

テーブル取込の注意点

テーブル取込を行う際の注意点も挙げておきます。

・テーブルの論理名/物理名がセットされていること。
 見出部に設定するテーブルの論理名/物理名は必ず設定する必要があります。

・明細部が1行以上存在すること。
 カラムが存在しないテーブルは正しく作成されません。

・Excelの取込はファイルの拡張子が「.xls」「.xlsx」となっていること。
 指定したフォルダ配下にある、拡張子が「.xls」「.xlsx」のファイルが対象になります。

テーブル取込の活用

テーブル設計というと、必要なテーブルや属性の考察など、1から作成していくとかなりの手間がかかります。

そこでテーブル取込を使えば、「既存システムが存在する」「同じようなシステムを踏襲する」などといった場合に、すでに手元にあるテーブル設計の資料を活用することで効率アップに繋がります。

また、OBDZではこのテーブル設計を用いて、データを利用する画面、ロジックの設計などを行うことができるので、テーブル設計をダイレクトにアプリケーション設計に生かすこともできます。

ぜひ、お手元にある既存資料を有効活用し、これからの設計に役立ててください。

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https://www.sint.co.jp/products/obdz/trial/trial.html

SI Object Browser Designer カタログ

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