システム要件定義書のポイント

 2020.02.10  株式会社システムインテグレータ

システム開発は要件定義(要求分析とも呼ばれます)というプロセスから始まります。今回は要件定義の目的やポイントをまとめます。

要件定義とは

要件定義は、顧客の要求を確認し、実現するシステムの要件を確定することです。具体的には、以下のような事項をまとめます。

システム化の目的と範囲

「なぜそのシステムが必要なのか」を目的として明確にしましょう。
はじめに目的を明確にすることが大事です。目的がないと後述のシステム化や課題を導き出すことができないからです。

目的を定めた後は、システムの機能単位を決めます。顧客からは多く出る要求が出ると思いますが、すべて受けてしまうと、要求が膨れ上がってしまい収拾がつかなくなりますので、システム化の目的と照らし合わせた上で不必要なものはカットしましょう。

また、優先度付けを行うことも重要です。つまり、要件はすべて聴き入れた上で、各要求ごとに費用対効果を想定して、順位付けを行うのです。

現状の課題と解決策

要求ごとに、現状との課題を整理しましょう。
課題の分析方法としては、ブレーンストーミング、マインドマップやフィッシュボーンダイアグラムなど数多くの手法がありますが、最終的には表形式でまとめるのが良いでしょう。ここでも、はじめに挙げた「システム化の目的」が重要となります。

課題とは「目的 − 現状 = 課題」、つまり、目的とそれを達成できていない現状のギャップが課題となるためです。課題ごとに解決するための機能を定めましょう。場合によっては運用で対応可能な要件も出てくるでしょう。

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概算費用と効果

要求分析フェーズでは概略費用として算出しますが、優先度付けした各要求ごとに概算費用を算出しましょう。
それにより、顧客側で取捨選択を行い、予算感に応じて選択ができるようになります。また、システム化を行うかは投資対効果の観点で判断されますので、効果についてもセットで記述します。効果については「●●にかかる作業が10日削減」「年間のコスト3000万円削減」など、可能な限り定量的に書くようにします。

体制図

どの組織がどのように関与するか、開発会社や協力会社、コンサルタントの会社などがどのように関わるかなどを体制図としてまとめます。
大規模なシステムの要件定義では、この段階では細かく決められない場合もあります。その場合は会社レベルでもよいので、わかる範囲で作った上、合意を得ておきましょう。そうすれば担当者など細かな情報は後で追記することで対応できます。

 

以上が要件定義のポイントでした。要件定義プロセスにおいて大変な作業は、要件を整理して可視化することです。また、今回挙げたポイント以外にも、システムの性能要件などもあります。当社では「設計書の書き方講座」という資料を公開しており、こちらで実際の要件定義書のサンプルもダウンロードできます。よろしければぜひご覧ください。

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