設計フェーズでモデル設計を行おう(新機能:モデル設計)

 2020.11.16  株式会社システムインテグレータ

先日リリースしたSI Object Browser Designer(以下、OBDZ)のバージョン20にて、新たにモデルの設計を行えるようになりました。モデルは、画面やロジックと組み合わせて設計を行うことができ、さらに設計品質を高めることが可能です。

今回はOBDZが提供するモデルの設計機能の使い方と、その活用方法について紹介していきます。

OBDZにおけるモデル設計

モデル設計機能を見ていく前に、まずはOBDZにおけるモデル設計の位置づけについて触れておきます。OBDZが扱うモデルというのは、画面やロジックが扱うことのできる構造化されたデータのことです。

1- モデルのイメージ図 -

関連性のある複数のデータを一つのまとまりとして管理することができ、データの取り扱いをわかりやすく表すことができます。

また、モデルを階層で管理することもできるので、継承関係を表すことも可能です。

OBDZでモデルの設計を行うことで、画面やロジックで扱うデータの構造を明確にするとともに、度重なるシステム変更に伴うデータ構造の変更も管理することができます。

OBDZでモデルを設計する

ここからはOBDZにおけるモデル設計の方法を紹介します。システムエクスプローラのメニューにある「モデル」をクリックすると、管理しているモデル設計の一覧を参照できます。

2- システムエクスプローラ(モデル一覧)-

モデルの作成は他の設計書と同様、システムエクスプローラの右上にある「新規作成」ボタンから行います。

ここでは例として、アカウント画面で使用するモデルを作成します。新規作成画面では、スコープに個別を選択し、親機能にアカウント画面を選択します。

3- モデル(基本情報タブ)-

ここで少しスコープについてご説明します。共通と個別の違いは以下の通りとなります。

  • 共通:複数の設計書から参照できます。
  • 個別:親機能からのみ参照できます。

共通はPublic、個別はPrivateというイメージで問題ありません。

ではモデルの作成に戻ります。インターフェースタブの設定に移ります。

4- モデル(インターフェースタブ)-

インターフェースタブでは、モデルの項目(メンバー)に関する設計を行うことができます。

  • 必須かどうか
  • データのIN/OUTが発生するか
  • モデル
  • データ型
  • 桁数
  • 備考

この設定は、モデルを使用する場面に応じて設定を変更しましょう。今回はアカウント画面に必要なデータを定義しました。

次にモデルタブの設定に移ります。

5- モデル(モデルタブ)-

モデルタブでは、子供として設定するモデルを設定します。ここでも、共通モデルと個別モデルのそれぞれを設定することができます。

  • 共通モデル:共通モデルを使用するボタンから選択します。
  • 個別モデル:新規作成ボタンから作成します。

今回は、事前に作成した共通的に使用するデータをまとめたDB共通モデルを選択します。モデルタブでの設定を完了したら、インターフェースタブでも参照先のモデルを選べるようになります。

インターフェースタブに戻り、新規行のモデル欄をダブルクリックし、先ほどモデル一覧タブで指定したモデルを選択します。

7- モデル(インターフェースタブ・子モデルの設定)-

選択したモデルのインターフェースタブの内容が自動的に設定されました。これで、共通モデルのインターフェースを設定することができました。

モデル設計の基本的な操作は以上です。モデルの設計についてはここまでですが、次は設計したモデルを画面やロジックに設定します。

画面でモデルを設定する

作成したモデルをどのコントロールで使用するか、OBDZではそういった設計も行うことができます。各コントロールにモデルを設定することで、データの使用箇所が明確になります。

 さっそく画面を見ていきましょう。

8- 画面(画面タブ)-

モデルを設定したいコントロールを選択し、プロパティの「モデル名」「モデル項目名」を設定します。今回はアカウント画面のアカウントコードに、先ほど作成したモデルを設定します。

9- 画面(画面タブ・モデル設定)-

10- 画面(画面タブ・モデル項目設定)-

アカウントコードに、「act」モデルの「ActCode」を設定しました。また、同様の操作はコントロールタブでも可能となっています。

11- 画面(コントロールタブ)-

この設定により、アカウントコードに表示するデータは、「act」モデルの「ActCode」を使用するという設計を行うことができたことになります。

ロジックでモデルを設定する

画面の他に、OBDZではモデルをロジックで使用することが可能です。ロジックでモデルの設定を行うことで、データの種類を明確にするとともに、使用するデータの整合性を保つことができます。

さっそく、アカウント作成ロジックを作成してモデルを設定しましょう。

12- ロジック(インターフェースタブ・モデル設定)-

ロジックのインターフェースタブでもモデルの指定が可能になっています。モデルを選択すると、指定モデルの項目が自動で設定されます。

13- ロジック(インターフェースタブ)-

さらに、従来通りアクションの設定も可能であるため、テーブル更新の処理を合わせて設計を行うことが可能です。ここでは、「act」モデルからデータを受け取り、「アカウント」テーブルに更新するよう設定します。

14- ロジック(インターフェースタブ・アクション設定)-

この設定により、ロジックが使用するモデルと項目が明確になり、データの処理方法まで設計を行うことができたことになります。

以上の操作で、モデルを作成し、モデルを使用する画面、ロジックの設計まで完了しました。

モデル設計の重要性

OBDZの新機能として提供しているモデル設計について紹介してきました。

OBDZは、これまで主に画面設計、ロジック設計、テーブル設計を行えるサービスとして提供してきました。今回さらにモデルの設計機能を提供したのは、設計フェーズにおけるモデルの設計が如何に重要かを認識しているためです。

システムの設計フェーズでモデルの設計を行うということは、データの構造を明確にし、確定することで画面やロジックの設計の内容を詳細化でき、さらに設計品質を向上させることができます。

また、モデルの設計書をその他の設計書と併せて管理することで、システムに変更が入った場合に、データの不整合が発生したり、管理が乱雑になったりすることを防ぐことができます。

こういった点からも、OBDZのモデル設計機能を活用し、設計品質の向上を目指しましょう。

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