ノーコード開発とは?〜特徴やおすすめのツールを紹介〜

 2021.11.08  株式会社システムインテグレータ

ノーコード開発ができるようになると、プログラミングの知識なしで誰でも簡単にWebアプリケーションを作成できます。

ここではノーコード開発の概要とメリット・デメリットを解説し、さらに実際の開発ツールを紹介します。

ノーコード開発とは

ノーコード開発とは「Webサービスやスマホアプリをパーツを組み立てるように作成できる開発ツール」のことです。

基本的にWebアプリケーションやスマホアプリを開発する時はそれぞれに適したプログラミング言語を用いて開発するのが一般的です。しかし、ノーコード開発では一切にプログラミングをする必要なく、アプリケーションに必要なパーツやテンプレートをドラッグ&ドロップで組み立てていくだけで、比較的容易にアプリケーションを開発できます。
(プログラミングをする通常の開発とノーコード開発の間にローコード開発という概念も存在します。)

ノーコードが注目される理由

今ノーコードが注目されている理由はいくつかありますが、中でもGoogleやMicrosoftといった巨大IT企業がノーコードアプリ開発プラットフォームの買収を盛んに行っている点が大きいでしょう。

GoogleはAppSheetを、MicrosoftはSoftmotiveというプラットフォームを買収しています。
また、Amazonは「Amazon Honeycode」という独自のノーコードアプリ開発ツールを2020年6月から提供しています。このように、大手IT企業が昨今一斉にノーコード開発に力を入れている点が注目される大きなポイントでしょう。

ノーコード開発のメリット

ここでは従来のプログラミング開発と比較したノーコード開発のメリットを見ていきましょう。

非エンジニアでも簡単にアプリケーション開発できる

非エンジニアの方がアプリケーション開発する場合、従来では時間的・金銭的コストを支払いプログラミング言語とその周りの開発ツールの使い方を学ぶ必要がありましたが、ノーコードが登場したことでプログラミングを一から覚える必要がなくなりました。
ノーコード開発ツールは有償のものが多いですが、その分自分で開発する、またはエンジニアを雇用するためのコストを支払う必要がなくなります。

短期間で開発が可能

ノーコード開発はコードを書く必要がないので、その分短期間でのアプリ開発が可能です。
例えばアプリ開発会社に依頼した場合6ヶ月近くかかるものが、ノーコード開発では2週間ほどで完成するケースもあるようです。

アプリケーションの改修作業が容易

ノーコード開発はパーツを組み立てて実装するだけなので、アプリケーションの改修作業が比較的容易に行えるのも大きなメリットです。
従来のプログラミング開発では膨大なソースコードから修正が必要な箇所を洗い出し、修正後にテスト、その後ソースコードをコミットしてリリースという流れをとる必要があります。
ノーコード開発ではGUI操作でパーツを組み立てるだけなので改修が比較的容易で、ユーザの声を素早く取り込めるメリットがあります。

ノーコード開発のデメリット

プログラミングせずともアプリ開発ができることは多くのメリットを生み出しますが、同時にデメリットも存在します。
ここではノーコード開発のデメリットを見ていきましょう。

機能拡張に制限がある

ノーコード開発はノーコード開発プラットフォームが提供する機能以上の機能を盛り込むことができません。
従来のプログラミング開発では必要な機能を自由に追加できるのに対し、ノーコード開発ではパーツとして必要な機能が存在しない場合は機能拡張が行えません。
なので、どんな機能が必要になるかを予め洗い出しておき、適したプラットフォームを活用する必要があるでしょう。

ツール依存になる

ノーコード開発はノーコード開発ツールを使って開発するので、そのツールに100%依存することになります。
なので、例えば突然サービスが終了した場合は、開発したアプリケーションは改修が困難になるか、最悪の場合アプリ自体が利用不可となる可能性があります。
昨今ノーコード開発は大きな注目を集めていることもあり、業界内の新陳代謝も活発で、利用していたプラットフォームが突然使えなくなることも十分に考えられます。
どのツールを活用するかの選定が重要になります。

代表的なノーコード開発ツール

ノーコードツールは「Webアプリ開発」「スマホアプリ開発」「業務改善ツール開発」に大別されます。それぞれの用途の開発ツールをいくつか見ていきましょう。

Webアプリ開発

Webアプリ開発用のツールは「Bubble」や「Glide」がおすすめです。

Bubble

あらゆるタイプのWebアプリケーションを作成可能で、ドキュメントも豊富な開発ツールです。
2011年に登場してから現在80万人以上のユーザが利用しており、ノーコード開発の先駆けとなったプラットフォームで、日本でも利用者が多いことが特徴です。
自由度が高い反面学習コストも増えますが、10年以上サービス展開している実績からみても急にアプリが利用不可になる心配も少なく、安定して活用できるサービスです。

Glide

Googleスプレッドシートをデータベースとして扱うことが特徴的な開発ツールで、簡単な操作だけでスピーディにECサイトや業務管理アプリを開発できる優れものです。
Bubbleほどの自由度はありませんが、洗練された操作性と豊富なテンプレートで非常に手軽にアプリ開発できる点で差別化されており「とりあえずノーコードを一度試してみたい」といった方にもおすすめです。

スマホアプリ開発

スマホアプリを開発したい場合は「Adalo」や「Click」がおすすめです。

Adalo

チュートリアルに沿って用意してあ「Airtable」るパーツを組み合わせるだけで、簡単にアプリケーションを作成できる開発ツールです。
自由度はそこまでありませんが、簡単なシステムやモックを作成したい場合などには重宝します。
Webアプリケーションも作成できますが、AdaloはiOS、Android両方のスマホネイティブアプリを作成できる点が特徴的で、スマホアプリをノーコード開発したい場合は有力な選択肢であると言えます。

Yappli

Yappliは株式会社ヤプリがサービス提供している国産のノーコード開発ツールです。
2013年からスタートし、現在は400以上のユーザがYappliを使ってアプリ開発しています。
主にスマホアプリの中でもECサイトの開発をメインに活用されており、集客は販促に役立つプッシュ通知機能が提供されている点が特徴的です。
低コストにスマホメインの自社ECサイトを立ち上げたい場合はYappliがおすすめです。
業務改善ツール開発
業務改善ツールを開発したい場合は「Appsheet」がおすすめです。

Appsheet

2020年1月にGoogleが買収したことで有名なノーコード開発ツールで、スプレッドシートをデータベースとして扱いながら業務用のアプリケーションをスピーディに開発できるのが特徴です。オフィス設備管理、在庫管理、プロジェクト管理、販売レポート管理、出席管理など、多岐に渡る業務アプリケーションの開発に最適です。

 

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まとめ

ノーコード開発は従来のプログラミング開発に比べ「早さ」「安さ」「手軽さ」を兼ね備えた素晴らしい開発手法である反面、自由さに欠ける面があります。
ある程度定型的にやることが決まっている場合はノーコード開発を選んだ方があらゆる方向からコスト減に繋がっていくので、まずは「そのアプリケーションは何を目的として作られて、誰がいつどれくらい長く使用するのか」という観点で俯瞰してみると良いでしょう。

 

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