アプリ開発で考慮すべき環境とは?

 2020.03.30  株式会社システムインテグレータ

アプリケーションやシステム開発に取り組もうと考えたとき、プログラミング言語の習得、ライブラリやフレームワークの活用以外に、大切なことがあります。それが「アプリ開発環境を整えること」です。アプリ開発について少し知識がある方ならば、「iOSやAndroidの、固有の開発環境を利用すればいいんじゃないの?」と疑問に思われるかもしれません。

実は、アプリ開発環境にはiOSやAndroidの純正開発環境以外にも、様々な環境が存在しています。アプリ開発環境によって使用できるプログラミング言語やOSが違うため、アプリ開発者は適宜正しい環境を選択することが大切です。

本稿では、iOSやAndroidの純正開発環境を含め、さまざまなアプリ開発環境の特徴について紹介します。

アプリ開発環境の種類

iOSのアプリ開発環境

Appleが製造販売しているiPhoneやMac Bookなどで動作するアプリを開発したい場合、使用できる開発環境は2つあります。

まずは「Xcode(エックスコード)」と呼ばれる開発環境であり、これはiOSやMacOS純正の開発環境です。MacOS X製品を購入すると予めインストールされていますし、Appleのダウンロードページからのインストールも行えます。MacOS上でのみ動作するアプリ開発環境なので、MacOS製品を用意するか、Windowsで仮想環境を作り、そこにMacOS環境を用意してからXcodeをインストールする必要があります。

ただし、Windows上でiOSアプリを開発する場合は、わざわざ仮想環境を用意する必要はなく「Xamarin Live Player」というアプリ開発環境があれば開発が行えます。Xamarin Live Playerは2017年にMicrosoftから発表された統合開発環境であり、アプリ開発環境を提供するMicrosoft Visual Studioに埋め込まれている機能です。

Xamarin Live PlayerならばMacOS環境が無くてもiOSアプリの開発、導入、テスト、デバッグが行えます。さらに、Windows上で編集したプログラムを、パソコンに接続しているiPhoneやiPadといったデバイスですぐに確認することもできます。

ちなみに、iOSアプリを開発するには「Objective-C(オブジェクトシー)」または「Swift(スウィフト)」というプログラミング言語を使用します。Appel Storeでアプリを公開するには、年間11,800円の費用が必要です。

Androidのアプリ開発環境

Googleが開発しているスマートフォン向けOSのAndroidは、日本でこそiOSにシェアを奪われているものの、世界市場を見ればAndroidの方が高いシェア率(70%ほどあります)を持っているので、グローバルなアプリ開発を手掛けたいという場合はAndroidのアプリ開発に取り組まれるのではないかと思います。そんなAndroidのアプリ開発環境は3つあります。

まずはAndroid純正のアプリ開発環境となる「AndroidStudio(アンドロイドスタジオ)」です。Androidではアプリ開発をするコンピューターを選ばないので、Windows、MacOS、あるいはLinuxでも開発が可能になっています。ダウンロードページから無料でインストールできます。

2つめのAndroidアプリ開発環境が先に紹介したXamarin Live Playerであり、3つめは「Eclipse(エクリプス)」と呼ばれる開発環境です。Eclipseはオープンソースで提供されているアプリ開発環境であり、Androidアプリに限らず多くのアプリを開発できます。ただし、iOSアプリは開発できません。

安定した動作とプラグインと呼ばれる拡張機能が豊富に提供されていることから、アプリ開発者に高い人気があります。「Android SDK(Software Development Kit)」と「ADT(Android Development Tools)」というプラグインをインストールすることで、Androidアプリの開発が可能になります。

Androidアプリを開発するためのプログラミング言語は「Java(ジャバ)」です。Javaは「コンパイラ言語」といって、プログラムを実行するためのコンパイラ(機械語への翻訳作業)を事前に必要とするので、少し学習難易度が高いプログラミング言語です。Google PlayでAndroidアプリを公開するためには、初回のみ25ドルが必要になります。

クロスプラットフォームアプリの開発環境について

「クロスプラットフォームアプリ」とは、iOSとAndroid、双方のプラットフォームに1つのプログラムで対応したアプリを指します。クロスプラットフォームアプリを開発する利点は、双方のプラットフォームに対応したアプリを開発することで、総開発コストを抑えることができ、アプリ運用を一元化できるという点です

しかしながら、プッシュ通知やアプリ内課金などはプラットフォームごとに固有の仕様を持つので、必ずしもクラスプラットフォームアプリ開発の仕組みが、すべてに対応できるわけではありません。加えて、スマートフォンゲームなどアプリの動作速度に対する要求が厳しい場合は、クロスプラットフォームアプリよりも個別環境で開発するアプリの方が優れていると言われています。

このクロスプラットフォームアプリの開発に対応している開発環境は2つあります。1つめは「Phonegap(フォンギャップ)」というアプリ開発環境で、クロスプラットフォームアプリの開発に利用できる無料のライブラリです。HTML、JavaScript、CSSなどWeb画面で構築する技術によってスマートフォンアプリが作成できるのが特徴であり、Adobe社によって開発が行われており、継続的な機能追加がされています。

もう1つが「Monaca(モナカ)」というアプリ開発環境です。Monacaはブラウザ上でアプリ開発が行えるプラットフォームであり、専用の開発環境を構築せず、ブラウザだけで開発できるのがメリットです。Phonegapと同じように、HTMLやJavaScriptだけでアプリ開発が可能になります。

アプリ開発の基本設計・詳細設計を効率化

いかがでしょうか?アプリ開発には、それぞれ特化した環境があるため、ビジネスや機能面を考慮して、適切な環境を選択する必要があります。

また、これらアプリケーションやシステム開発に必ず必要になるのが基本設計や詳細設計です。

SI Object Browser Designerは、設計書作成のための専用のクライアントツールです。

設計データを統合管理する事で、開発工程や機能別にチーム編成される場合も設計データが一元化されているため、「いつ」「誰が」「何を」修正したかなどの変更管理が可能になります。また、チェックイン、チェックアウトによる変更管理やバージョン管理と変更履歴管理など、手間がかかり工数の負担になりがちな設計データの変更管理を自動化するため、設計書品質の維持・向上にも貢献します。

これらの機能は、評価ライセンスをご登録いただければ30日間無償でご利用いただけます。是非評価ライセンスをお試しください。

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